衣料品専門店大手が中国生産品の物流コスト削減を本格化する。西松屋チェーンは11月から船便の荷揚げ港を三拠点に増やし、国内でのトラック輸送費を減らす。良品計画やしまむらは検品・商品仕分け作業の中国移管を進める。中国国内の縫製工場の人件費上昇に加え、羊毛など原材料と燃料費が高騰している。製造コストの上昇を物流費削減で補い、価格競争力を維持する狙いだ。
子供服・用品専門店最大手の西松屋チェーンは11月から、中国の委託工場で生産する自主企画(プライベートブランド)商品の荷揚げ拠点を増やす。現在は神戸のみだが、東京と横浜を加えた3カ所にする。各拠点で店ごとに商品を仕分けして神戸は西日本の店舗に、東京と横浜は東日本の店舗に発送する。(07:00)