Ruby on Railsで作られたプロジェクト管理ツールredMineを使ってみよう!
第4回 redMineを使ったプロジェクト管理(その2)
文書は,カテゴリに分けてドキュメントを作成することができます。デフォルトでは「ユーザ文書」と「技術文書」というカテゴリが用意されています。
このカテゴリの値は,トップメニューの「管理」→「列挙項目」→「文書カテゴリ」で編集/追加することができます。
ニュースは,掲示板の記事のようにコメントが付けられ,「最新ニュース」という形でマイページに追加することが可能です。
ニュースは,プロジェクトのMTGや飲み会の報知,出欠管理,プロジェクトに関連する事柄のディスカッションに利用すると良いでしょう。
ディスカッションについては,redMineのフォーラムを利用するという方法もあります。
フォーラムを設置するには,サイドメニューの「設定」から,コンテンツエリアに表示される「フォーラム」を選択します。
フォーラムを1つ以上作成すると,プロジェクトのサイドメニューにフォーラムというメニューが追加されます。このメニューを選択すると,プロジェクトに作成されたフォーラムの一覧が表示されます。
フォーラムは掲示板的な位置づけとして利用できます。プロジェクトメンバ間でのディスカッションの場が必要な場合は重宝する機能だと思います。
活動
最後に活動のページを紹介します。サイドメニューの活動というメニューを選択すると,そのプロジェクトに対して行われた作業が時系列に沿って表示されます。
プロジェクトの管理者は,この活動のページをチェックするようにしましょう。
SVNと連携している場合,コミットの時間も表示されるので,夜遅くにソースのコミットや「問題」のステータス変更が行われている場合は,その時間まで作業をしていたということなので,労働時間の大まかな把握ができます。
また,どのユーザの作業の活発度も把握できるので,作業の進捗が芳しくないメンバを見つけることも可能です。
以上で,簡単ではありますが,redMineの機能を紹介を終わります。
おわりに
redMineは,本連載で解説した使い方でなければいけないと言うことは決してありません。プロジェクトの状況やメンバの特性に応じて,使い方は柔軟に変えていきましょう。
プロジェクト管理ツールは,導入するだけでプロジェクトの状況が改善するというものではありません。使い方やルールといった運営方法を,プロジェクトメンバ全員が共有し,それをしっかり守っていくことでその力を発揮できるものです。
導入時には若干パワーを必要とするかもしれませんが,プロジェクト運営時にはそれ以上のメリットが得られます。
redMineを導入して快適なプロジェクト運営を目指しましょう!