Ruby on Railsで作られたプロジェクト管理ツールredMineを使ってみよう!
第4回 redMineを使ったプロジェクト管理(その2)
SVNとの連携
プログラミングを伴う作業の場合,各リポジトリへのコミットメッセージに,ある文言を付け加えることで,自動的に「問題」のステータスを変更することができます。
トップメニューの「管理」→「設定」で表示される画面の下部にある「参照用キーワード」「修正用キーワード」がそれです。
参照用キーワードは,例えば, refs 5 のようにコミットメッセージを入力することで,redMine のリポジトリブラウザ上で該当するコミットのバージョンから各問題へのリンクが張られます。
これにより,ソースをコミットしたとき,その変更情報がどの問題に紐付いているのかを管理することができます。
また,修正用キーワードに指定されているメッセージと問題IDを組み合わせることで,コミットした際に問題を「適用されたステータス」のステータスに変更することができます。
これを「終了」にしておくと,コミットメッセージに fixes 5 と入力してソースをコミットすれば,#5の「問題」のステータスを「終了」にすることができます。
redMineの画面をいちいち開くことなく,「問題」のクローズができるので,開発者に取っては嬉しい機能です。
wiki・文書・ニュース
redMine 上にドキュメントを残すには,wiki,文書,ニュースの3通りの方法があります。記法はすべて同じですが,動作が微妙に違います。
wikiは,差分の履歴を残せるのが特徴です。また,編集時にコメントを残すことで,履歴のページを確認したとき,その編集内容が何のために行われたかを管理することができます。
また,作成したページの一覧は,コンテンツエリア右上の「索引」から表示することができます。