Ruby on Railsで作られたプロジェクト管理ツールredMineを使ってみよう!
第3回 redMineを使ったプロジェクト管理(その1)
ガントチャート
サイドメニューのガントチャートをクリックすると,登録した「問題」がガントチャートになって表示されています。
ガントチャートには,「問題」と「バージョン」が表示されます。「問題」の着手日,「バージョン」の日付でソートされ,上から順に日付が若いものから並びます。
縦に伸びている赤い線が「本日」を示す線になります。この線と,各「問題」の進捗度を見比べて,全体としての進捗具合を見ることができます。
表示されている項目が多くて見にくい場合は,ガントチャート上の「オプション」をクリックして,表示される「問題」の種類を選択しましょう。
ロードマップ
サイドメニューのロードマップをクリックすると,各バージョン毎に紐付けられた「問題」の消化具合が分かります。
デフォルトの設定では,「機能」しかバージョンに紐付けられて表示されない設定になっています。これを変更したいときは,トップメニューの「管理」→「問題トラッキング」→「トラッカー」を選択します。これにより,トラッカー(「問題」の種類)の一覧が表示されます。
一覧から,マイルストン画面に表示したいトラッカーをクリックします。下記のような編集画面が表示されるので,「ロードマップに表示されている問題」のチェックボックスをONにしましょう。
また,このトラッカーの一覧画面から,デフォルトのトラッカーの名称を変更したり,新しいトラッカーを追加したりできるので,使いやすいようにカスタマイズしましょう。
ただし,ここでの設定はredMine全体の設定となるので,複数のプロジェクトを管理している場合は注意が必要です。
カレンダー
サイドバーの「カレンダー」をクリックすると,登録した「問題」の着手予定日と終了予定日をカレンダー上に表示して見ることができます。
ガントチャートと機能が重複している面がありますが,カレンダーによる表示は,ある特定の日に「何が始まって」「何が終わるのか」を把握するのに適しています。
今回は,ユーザの登録から,プロジェクトの登録・設定,「問題」の登録とスケジュール/進捗を表示する3つのビュー(ガントチャート/ロードマップ/カレンダー)について解説しました。
次回は,登録した「問題」の進捗状況の変更(進捗率の編集/「問題」のクローズなど)やマイページ,wikiについて解説します。