Ruby on Railsで作られたプロジェクト管理ツールredMineを使ってみよう!
第3回 redMineを使ったプロジェクト管理(その1)
プロジェクト登録
ユーザ登録に続いて,プロジェクトを登録します。
トップメニューで,「プロジェクト」→「新しく作成」を選択するとプロジェクトの登録画面が表示されます。
項目の説明は以下の通りです。
- 名前:プロジェクトの名称です。
- 親プロジェクト名:親プロジェクトが存在する場合,プルダウンで親プロジェクトを選択します。
- 説明:プロジェクトのホームページで表示されるプロジェクト概要です。
- 識別子:redMineの内部的な識別子です。一意である必要があり,一度登録したら変更できません。
- ホームページ:プロジェクトの概要ページにリンクが表示されます。Webサイトの運用案件などで利用するときは,当該サイトのアドレスを登録しておくと良いです。適切なアドレスがなければ,何も入力しなくてもかまいません。
- 公開:チェックボックスをオンにすると,すべてのユーザが内容を閲覧できます。オフにするとプロジェクトメンバーがそれぞれの役割に従って内容を閲覧できます。
- リポジトリ:SubversionやCVSのリポジトリを登録します。
- wiki:wikiを利用する場合は,チェックボックスをONにし,表示されるテキストボックスにwikiのtopページとなるページ名称を指定します(例:main)。
「保存」を押下すると,プロジェクト一覧画面へ遷移します。これでプロジェクトが登録できました。
プロジェクトのメンバー登録
次に,先ほど登録したユーザを,このプロジェクトのメンバーとして登録します。
一覧の中のプロジェクト名称をクリックすると,プロジェクトの設定画面が表示されます。コンテンツエリア上部に新規登録の画面にはなかった「情報」「メンバー」「バージョン」「問題のカテゴリ」「フォーラム」というメニューが表示されています。
プロジェクトへメンバーを登録するので,「メンバー」をクリックしましょう。プロジェクトへのメンバー追加画面が表示されます。
プルダウンで,メンバーとそのロール(権限)を選択して,追加ボタンを押下します。
ロール・プルダウンの中身は,デフォルトで「管理者」「開発者」「報告者」となっています。この「ロール」の内容は,メニューバーの「管理」→「ロールと権限」で設定できます。
既存のロールの権限を編集したり,新しいロールを作成して,プロジェクトの内容に適したロールと権限を設定しましょう。
少人数のプロジェクトなら,ロールはそれほど気にしなくても良いとは思いますが,人数が増えてきた場合はしっかり管理するのが得策です。
すべてのロールと権限を見比べて設定したい場合は,ロール一覧画面下の「権限レポート」を利用すると,各ロールを比較しながら権限設定ができて便利です。
今回のプロジェクトのメンバーを登録すると,以下の図のようになります。