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Ruby on Railsで作られたプロジェクト管理ツールredMineを使ってみよう!

第3回 redMineを使ったプロジェクト管理(その1)

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前回までで,プロジェクト管理ツールredMineの環境構築,インストールを行いました。今回は,いよいよredMineの使い方の具体的な説明になります。

操作説明のために,画面の構成要素を次のように呼びます。

  • トップメニュー:画面上部左右に並んでいるメニュー部分
  • サイドメニュー:画面左側の縦に並んでいるメニュー部分
  • コンテンツエリア:画面中央のコンテンツが表示される部分

操作説明のため,画面構成要素を赤字のように呼ぶ

操作説明のため,画面構成要素を赤字のように呼ぶ

ユーザ登録

さて,redMineを利用するチームとして,次のようなチーム構成を想定してみます。

プロジェクト「物販サイト新規構築案件」
  • リーダ 栗栖義臣(redMine管理者)
  • メンバA 児島眞太郎
  • メンバB 堀櫻子

最初にredMineを利用するユーザを登録します。

redMineにadminユーザでログインします(管理者権限のあるユーザであれば誰でもかまいません)。ログイン後,トップメニューで「管理」→「ユーザ」→「新しく作成」を選択すると,ユーザの登録画面が表示されます。

新しいユーザを登録する

新しいユーザを登録する

画面の項目の説明は以下の通りです。

  • ログイン:ログインID
  • 名前:ユーザの名前
  • 苗字:ユーザの名字
  • メールアドレス:ユーザのメールアドレス(メール通知設定時の送信先になります)
  • 言語:ユーザでログインしたときの表示言語
  • 管理者:redMineサイト全体の管理者権限の有無
  • メール通知:メール通知実行の有無
  • パスワード/パスワードの確認:ユーザのパスワード

ここで,名前と苗字をそのまま入力すると,サイト全体で名,姓の順に表示されてしまいます。つまり,「栗栖義臣」は,「義臣 栗栖」と表示されます。気にならなければそのまま登録しても良いですし,気になるようであれば姓と名を入れ替えて登録しましょう(※1)(※2)。

ユーザを登録すると,ユーザ一覧へ遷移します。ユーザ一覧の右上にも「新しいユーザ」というリンクがあり,ここから新規ユーザ登録画面へ遷移することができます。

今回の利用者を登録した結果が次の図です。これでユーザ登録は完了です。

ユーザを登録した結果のユーザ一覧画面

ユーザを登録した結果のユーザ一覧画面

※1
入れ替えて登録した場合,lang フォルダ以下のja.ymlをテキストエディタで開き,「名前」と「苗字」で検索して該当する箇所の文字を入れ替えると,違和感なく利用できます(「field_firstname: 名前」「field_lastname: 苗字」を「field_firstname: 苗字」「field_lastname: 名前」と入れ替える)。
※2
名前をアルファベットで,Kurisu Yoshiomi のように登録するという手もあります。これなら,Yoshiomi Kurisu と表示され,不自然さは若干改善されます。

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著者プロフィール

栗栖義臣(くりすよしおみ)

TIS株式会社 主任。鹿児島県出身。大阪大学大学院工学研究科にて原子力工学を専攻。卒業後,TISで主にJavaの開発案件に携わる。 SUN × Recruit主催のmash up award 2ndにて「サグール賞」「きざし賞」「特別賞」を受賞(asso-ball.networdarium.net)。ブログは「でぃべろっぱーず・さいど」。

URLhttp://dev.chrisryu.com/

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