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NOVA:猿橋氏の社長室公開…「会社私物化の象徴」

報道陣に公開されたNOVAの社長室=大阪市浪速区で2007年10月30日午後7時32分、大橋公一撮影
報道陣に公開されたNOVAの社長室=大阪市浪速区で2007年10月30日午後7時32分、大橋公一撮影
報道陣に公開されたNOVAの社長室に飾られていたキャラクター。窓の外には夜景が広がる=大阪市浪速区で2007年10月30日午後7時36分、大橋公一撮影
報道陣に公開されたNOVAの社長室に飾られていたキャラクター。窓の外には夜景が広がる=大阪市浪速区で2007年10月30日午後7時36分、大橋公一撮影

 夜景を望むバスルームに専用サウナ、8畳の茶室に高級シャンパン、スコッチウイスキーが並んだバーカウンター--。会社更生法の適用を申請したNOVAは30日、前社長の猿橋望氏(56)が使っていた大阪市浪速区のビル最上階の20階にある社長室を公開した。広さ約330平方メートル。改装費用の約7000万円、月額約270万円の家賃はNOVAが負担していたが、ほとんどの社員が入ったことはない。案内した社員も「うわさには聞いていたが、ここまで豪華とは思わなかった」と驚きを隠せない様子だった。

 この日会見したNOVAの保全管理人の弁護士は、猿橋氏の05年度の役員報酬と配当が計3億900万円、06年度は1億5900万円と発表した。決算は2年連続で赤字だった。「猿橋氏は会社が赤字でも高額の報酬をもらい続けていた。だが、いまだに面談できず、事情が聴けていない。会社私物化の象徴として公開を決めた」と話した。【井出晋平、松本杏】

毎日新聞 2007年10月30日 20時59分 (最終更新時間 10月30日 21時27分)

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