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消防車29台にAED配備へ
新潟市消防局は11月、消防車29台に自動体外式除細動器(AED)を配備する。昨年配備した15台と合わせ、これで36カ所あるすべての消防署と出張所に、AED搭載の消防車が配備される。消防車が救急車より先に到着した場合、いち早く処置できるようになるのが狙いだ。
同局は1998年から心肺停止など緊急性の高い通報に対し、救急隊と消防隊を同時に出動させる「APペア出動」を行っている。昨年は全救急件数の約2%にあたる549件の出動があった。出張所の中には救急車が配備されていないところもあり、APペア出動した場合、消防車が先に到着することもあった。
2004年7月から、医師や救急救命士以外には使えなかったAEDを消防でも一般隊員が使えるようになった。同市は06年に15台の消防車にAEDを配備。今回、新たに配備する29台と合わせて、ポンプ車や指揮車などに常備され、APペア出動に備える。
同局救急課は「先に到着した消防車の隊員が、救急車を待つだけでなくAEDでの処置ができるようになれば、救命率の向上と患者の社会復帰に大きな効果がある」と期待している。
新潟日報2007年10月30日
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