サッカーの18年W杯招致、激戦に=持ち回り開催撤廃で−FIFA理事会

 【ロンドン29日時事】国際サッカー連盟(FIFA)は29日、スイス・チューリヒで開いた理事会でワールドカップ(W杯)を各大陸連盟で持ち回り開催する方式を撤廃し、2018年大会から直近の2大会が開かれた大陸以外の協会が自由に立候補できるように改めた。11年に開催国が決まる18年大会はアフリカ、南米以外が対象になる。
 W杯開催の持ち回り制は機会均等を目指し、2000年に導入された。18年大会の番になる予定だった北中米カリブ海地区からは現行方式の維持を求める声も出たが、ブラッター会長は「10年大会を初めてアフリカ(南アフリカ)にもたらし、14年大会も久々に南米で行われる。目的は果たされた」と話した。
 撤廃理由はそれだけではない。同会長は「(18年大会には)既に有力候補が集まっている」と言う。30日に決まる14年大会は南米から選ばれるが、立候補はブラジルだけだった。有力国を競わせ、大会の質を上げることへの効果を狙っている。
 ブラッター会長は18年大会の開催意思のある国として、イングランド、オランダとベルギーの共催、中国、オーストラリア、メキシコ、米国を挙げた。その数はさらに増えても不思議はない。「各国はあすからでも招致活動を始めないといけない」との同会長の言葉が、早くも激しい競争を予期している。 

[ 時事通信 2007年10月30日 10:00 ]

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