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400年生きたと推定 貝発見

この貝は「ホンビノスガイ」という二枚貝の一種で、イギリスのバンゴー大学の海洋科学研究チームがアイスランドの沖合の大西洋で海底から採取しました。研究チームが樹木でいえば年輪にあたる貝殻の表面に現れる「成長線」を調べたところ、この「ホンビノスガイ」は推定年齢が405歳から410歳だとわかったということです。もともと二枚貝は長生きすることで知られ、これまでも220年間生きたものも見つかっていますが、今回見つかったものは、これを大きく上回り、日本でいえば「関ヶ原の合戦」のころに生まれたことになります。大学の研究チームでは「これまで発見された動物の中で最も長生きだったのではないか」と話しています。貝の成長は海の水温や塩分の濃度などと密接なかかわりがあるということで、研究チームでは、この貝を詳しく調べて、400年間にわたる気候変動による海洋環境の変化についての研究にも役立てることにしています。
もどる10月30日 15時40分
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