神戸放送局

2007年10月30日 11時59分更新

恐喝少年”援助交際で稼げ”

神戸市で自殺した高校3年の男子生徒に「ブレスレットを買え」といって現金を脅し取ったとして同じ学年の少年が逮捕された事件で少年は男子生徒に「金がないのなら援助交際して稼いだらどうだ」と迫っていたことがわかり警察は犯行のいきさつを詳しく調べています。

この事件は神戸市須磨区の私立高校でことし7月に校舎から飛び降りて自殺した3年生の男子生徒に、携帯電話のメールで繰り返し現金を要求したとして同級生ら少年3人が逮捕されたのに続いて、29日、同じ学年の18歳の少年が「ブレスレットを4万円で買え」などと言って男子生徒から5000円を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕されたものです。
これまでの調べで少年は男子生徒に「友達が危害を加えると言っているので、ブレスレットを買えばとめてやる」などと持ちかけていたことがわかっていますが、その後の調べで男子生徒が「これ以上は払えない」と言うと少年は「金がないのなら援助交際して稼いだらどうだ」と迫っていたことが他の生徒の証言などからわかりました。
少年は「脅したつもりはない」などと容疑を否認していますが、警察は30日少年の身柄を神戸地方検察庁に送るとともに、少年が繰り返し現金を要求していたとみて犯行のいきさつを詳しく調べています。