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法人所得、16年ぶり過去最高 57兆円、バブル期超す

2007年10月29日18時29分

 今年6月までの1年間に税務申告した法人の総所得金額は57兆828億円で、90年度(53兆1223億円)以来16年ぶりに過去最高を更新したことが国税庁のまとめで分かった。黒字申告1社(件)あたりの所得額も6254万円で過去最高を記録した。

 黒字の税務申告をした法人の割合は前年度比で0.5ポイント増の32.4%と4年連続で増加。特に、資本金1億円以上の法人は53.7%(前年度比0.8ポイント増)にのぼった。企業業績がバブル期を超えるまでに回復した格好だが、大企業に集中している傾向がうかがえた。

 赤字申告した法人の赤字総額は16兆4949億円で、前年度より6兆2205億円減少(27.4%減)した。

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