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柏崎刈羽原発7号機で水漏れ
東京電力は23日、中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発7号機原子炉建屋3階の通路の床に、微量の放射性物質を含む水0・2リットルが漏れたと発表した。東電は外部への放射能の影響はないとしているが、7号機は同建屋2階のコンクリート壁のひびからも水漏れが見つかっており、今回との関連や原因を調査する。
東電によると、漏れた水に含まれる放射能量は約0・8ベクレルで、ラドン温泉の約0・1立方センチ分。通路の床と壁のつなぎ目の部分からしみ出ていたのを、22日夜に当直員が発見した。
漏れていた場所は長さ約1センチ、幅0・1ミリと小さく、地震によるひびかどうかは不明。また、7号機で原子炉上部の水張りスペースと使用済み燃料プールからの水漏れを確認する配管に、微量の放射性物質を含む水がたまっていたことも判明。いずれも地震時に同建屋4階の使用済み燃料プールからあふれた水がコンクリートに染みこみ、漏れるなどした可能性がある。
配管にたまっていた水は廃棄物処理装置に送られるため、外部に漏れることはないとしている。
新潟日報2007年10月23日
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