MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

「朝食抜き」20、30歳代は増 子供は減 食育白書  

2007.10.30 09:28
このニュースのトピックス健康・メタボ

 政府は30日、食育推進の施策実施状況をまとめた平成19年版の「食育白書」を閣議決定した。「食」を通じて規範意識を備えた人間形成を図るため、あいさつの習慣化など「家庭での食育の役割」の重要性を強調している。

 白書は、食事の際に「いただきます」などのあいさつを「いつもする」と答えた子供は、中学生で44.9%、小学生は63.2%にとどまった。その上で「保護者自らも『食』についての意識を高め、健全な食生活に努めることが重要」として親の意識向上の必要性を指摘した。

 政府は昨年3月に閣議決定した「食育推進基本計画」に沿って、22年度までに達成すべき目標として9つの項目で目標値を設定している。

 このうち、0%にするとしている「朝食を食べない子供」は、17年度に小学5年生で「ほとんど食べない」と「食べないことがある」を合わせて18.2%(12年度19.7%)、中学2年生で24.7%(同25.1%)と減少傾向をみせた。

 しかし、20代は33.1%(15年29.5%)、30代で27.0%(同23.0%)と増加し、目標値の「15%以下」からさらに遠ざかった。

 また、「1人で食べる」子供の割合(17年度)は、朝食で小学生14.8%、中学生33.8%、夕食で小学生2.2%、中学生6.9%となった。夕食を「家族そろって食べる」と回答した子供のほうが、「いつもあいさつをする」割合や「すっきり目覚めた」割合が高くなり、「望ましい生活習慣を実践している傾向にある」と分析している。

 白書は、17年7月に施行された「食育基本法」に基づいて取りまとめられ、毎年発行される。今回2回目。

Ads by Overture

広告
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2007 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。