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更新:10月26日 10:10インターネット:最新ニュース

企業サイトのブランド力、変動激しい小売では無印良品が1位

 日経BPコンサルティング(東京・港)がまとめた「Webブランド調査」(2007年第4回)の業種別ランキングで、小売業では「無印良品」が前回7位からジャンプアップして1位となった。他業種に比較すると小売業の上位は変動が激しく、前回1位だった「セブン−イレブン・ジャパン」は4位に、2位だった「TSUTAYA online」は7位に転落した。調査は国内主要企業が運営する800サイトのブランド力を四半期ごとに算出している。

 Webブランド調査は、コンテンツ認知度、アクセス度、ユーザビリティーなど5つの指標に分けて評価して、それを総合したサイトブランド指数を算出してサイトのブランド力をランキング化している。今回の調査は7月19日〜8月8日にインターネットアンケート方式で実施し、4万9600人の有効回答を得た(調査概要はこちら)。

 

小売サイトのブランド指数ランキング
順位サイト名企業名前回順位
1無印良品良品計画7
2ニッセンニッセン5
3ユニクロオンラインストアファーストリテイリング2
4セブン−イレブン・ジャパンセブン−イレブン・ジャパン1
5McDonald's Japan日本マクドナルド4
6ベルメゾンネット千趣会8
7TSUTAYA onlineカルチュア・コンビニエンス・クラブ2
8Uniqlo.comファーストリテイリング6
9FamilyMartファミリーマート13
10LAWSONローソン17

 2位には前回5位の「ニッセン」が大きく上昇。、前回スコアと同程度の「ユニクロオンラインストア」「Mcdonald’s Japan」「ベルメゾンネット」等は軒並み順位を下げる結果となった。スコアを大きく伸ばした「無印良品」「ニッセン」は、特にコンテンツ認知度、評価、ユーザビリティの上昇が目立つ。コンテンツ認知者(「よく知っている」「まあ知っている」の合計)でみると、「無印良品」は前々回調査から15%増加しており、プロモーションやキャンペーンなどの施策が効いたといえるだろう。

 無印良品では今年に入って、導線を強化するためグーグルなどへサイト広告を掲出したほか、7〜8月に120万人の会員にクーポンを配布したという。サイトに対してどのように利用したりアクションを起こしたことがあるか聞いた「ロイヤリティ」の指標では、「検索サイトから来訪」し、「商品やサービス情報を閲覧した」人が増加した。ネット経由、ネット以外双方とも「注文・購入した」が増加し、「会員登録」も伸びていることから、「無印良品サイトの特徴ともいえる会員制度が売上効果に貢献している」と日経BPコンサルティングは分析している。

無印良品のコンテンツ認知度

<調査概要>

◆調査方法
 AIDA(日経BP社・日経BPコンサルティングのインターネット調査システム)を使用したインターネット調査。アンケート回答者に一人10サイトを実際に閲覧して約30の質問に回答してもらう。有効回答は毎回4万以上で、1サイトあたりの有効回答数は550前後

◆調査対象サイト
800サイト(ブランド別で、同一企業が運営する複数のサイトを含む)。業種は製造業が食品、素材、科学・医薬品、電機・ITメーカー、クルマ、その他製造の6業種、非製造業が情報・通信、インターネットサービス、トラベル、小売業、金融、建設・不動産、メディア、サービス・その他の8業種

◆指数の算出
 ブランド理論の権威であるデイビッド・アーカー米カリフォルニア大学バークレー校名誉教授の考え方をベースに、日経BPコンサルティングが開発した。アーカー教授は、ブランドエクイティーを構成する4要素として「ブランド認知」「知覚品質」「ブランド連想」「ロイヤルティー」を挙げている。これらを、顧客が情報をインプットしてから購買など具体的な行動に結びつけるまでの流れに沿って並べると、「インプット(ブランド認知)→頭の中の加工(知覚品質、ブランド連想)→行動(ロイヤルティー)」のようになると考えた。さらに、その流れをWebユーザーの行動に置き換え、Webブランド調査ではコンテンツ認知、アクセス、評価(信頼度、好感度、イメージ合致度)、ロイヤルティー、ユーザビリティーの5指標を抽出し、その評価結果からサイトブランド指数を算出している。

・日経BPコンサルティング(http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/index.html

[2007年10月26日/IT PLUS]

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