二重派遣で2社指導──NTT西系に大阪労働局2007/10/10配信
NTT西日本グループの人材派遣会社がグループ会社に、業務請負の形で他社からの派遣社員を送り込んでいるのは職業安定法で禁じる「二重派遣」にあたるとして、大阪労働局は9日、2社に是正を指導した。
指導を受けたのはシステム開発会社「NTTコムウェア西日本」と人材派遣会社「テルウェル西日本」。両社によると、コム社は1995年からシステム管理業務をテル社に委託。テル社はグループ外の派遣会社3社からオペレーター12人の派遣を受け、コム社の事務所に送り込んでシステム管理の業務に従事させていた。 トラブルがあった際などにコム社がオペレーターに直接指示を出していたことから、労働局は“偽装請負”にあたると判断。二重派遣に該当すると判断した。 両社は「問題はないと思っていた。対応を検討する」などとしている。
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