釧路放送局

2007年10月29日 18時35分更新

病院再編に要望相次ぐ


自治体病院の再編構想を進める道が、地元の意見を聴く会議が根室市で開かれ、出席者から、医師の確保や、救急搬送に使う道路の整備など、要望が相次ぎました。

この会合は、医師不足に対応するため、全道を30の区域に分けて、中核病院を指定し、医師や機能を集中させる構想を進めている道が開いたもので、会場には関係者50人が出席しました。この中で出席者からは「医師の確保を地元自治体に任せるのは限界だ。中核病院の医師については、道が責任をもって確保して欲しい」といった要望や「広大な地域で救急搬送にかかる時間を短縮するため、幹線道路の整備を早く実現して欲しい」といった要望が相次ぎました。
根室管内では、市立根室病院が夜間と休日の救急診療の受け付けを中止しているほか、羅臼町では、唯一の病院が入院機能のない診療所に縮小される方針で、住民の医療に対する不安が高まっています。