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淡路市議 中谷ひでこ
そよ風〜おもいっきり福祉! おもいっきりふるさと!
JR西日本がポスターを回収しました。
Weblog / 2007-08-20 11:52:20
8月17日 テレビで報道、18日の新聞に掲載

 介助ポスター回収(読売、朝日)
  「障害者の乗車2日前連絡を」・・・障害者団体の抗議受け

  以前ご紹介しましたように、私たち「障害者の政治参加をすす
 めるネットワーク」は8月6日にJR西日本へ抗議に行きました。
  その後JR西日本から連絡があり、10日にも会いました。私たち
 は「障害があっても、いつでも、どこへでも、でかけることを制限
 されることのないよう」訴え、ポスターの回収を求めました。
  JR西日本は「行動を制約する意図はなかったが、誤解を与える
 表現でおわびをしたい」として、ポスターの回収を始めました。
  
  今回の件で、私のブログにたくさんのご意見が寄せられました。
 私が使った「差別」や「抗議」の言葉に反発があったようです。

  30年前、車いすの方と一緒に船に乗ろうとしたときのことです。
 切符売りの窓口で、乗船券と乗り物券を買うように言われました。
 「車いすはスペースを取るのだから自転車と同じ。払わないのであ
 れば、折りたたんで持ってください。」と言われたのです。
  「この方は重度の障害のある方で、車いすはこの方の足となって
 います。どうして折りたたんで運ぶことができるでしょう。」と抗議しま
 した。船に乗らないと島に帰れません。両方の料金を払い、帰って
 から再度抗議しました。その後、車いすが自転車と同じ扱いをされる
 ことはなくなりました。忘れられない思い出です。

  当時は、車いすの方が船に乗るなんてなかったのでしょう。障害が
 あると施設の中にいるか、家の中にいるのが当たり前だと思っていた
 時代があったのです。いや今でもそうした考えがないとは言えません。
 「安全に守ってやっているのに」と思っているのかもしれません。
 それが人権を踏みにじっているということさえ気づかずに。すなわち、
 「差別」とは、踏みにじられていると感じた当事者が「抗議」によって
 初めて私たち市民の目を覚ましてくれるのではないでしょうか。

  「障害をもって生まれるとどんなに大変か、障害をもって生きていく
 ことがどんなに困難であるかを感じさせる=差別社会」そんな社会や
 政治を私たち市民の力で変えていきましょう。
 
  母親が障害をもつ子供と一緒に死のうとしたりすることも、決して
 私たちと関係ないことではありません。その原因になっている暮らし
 にくさを改めていくためにも気づいた市民が訴えていくのが「抗議」と
 いうことになるのではないでしょうか。
 
  これからも小さな声を集めて大きくし、だれにとっても住みやすい
 まちにしていきましょう。
 
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