2007年 10月 29日
岡山市の区割り再検討へ
岡山市が政令市になった時の区割りについて検討する審議会が29日、開かれました。審議会が先に示した市を3つの区に分ける案に市民から厳しい意見が相次ぎ、再検討する事になりました。審議会の案では、旭川より北の中心部と北部をA区、東部と西大寺地区をB区、南部と西部をC区に分け、区役所は、A区は本庁舎の一部、B区は西大寺支所、C区は旧・岡山南警察署をあてるとしています。会議では今年8月に審議会が示したこの案について市民から岡山市役所に、約800件の意見が寄せられている事が報告されました。3区に分ける事への反対意見が多く、特に、B区について、市東部と西大寺地区は、歴史的に地域性が異なるので、更に、区を分けて欲しいという声が多く寄せられました。C区のエリアでは区役所は区の東端にある旧・岡山南署ではなく、もっと便利の良い場所に設置して欲しいという意見が多くを占めています。さらに、岡山市西部の吉備・御南中学校区からは市中心部に向かう交通アクセス面を考えてA区に編入して欲しい、という意見もありました。審議会の委員からは、3区案は維持したいとしながらも、東部・西大寺地区のB区については、区役所の位置も含めて再検討の必要がある、という声が上がりました。次回の審議会は来月7日の予定で、ここで、区割りの最終案をまとめ、市に答申する方針です。

香川OGが独立リーグ日本一に
プロ野球独立リーグの日本一を決めるグランドチャンピオンシップで28日、香川オリーブガイナーズが石川ミリオンスターズを下し、初の日本一となりました。チャンピオンシップを2勝1敗とし、優勝に王手をかけたガイナーズは2回裏、5番の丈武が石川の先発・都からレフトスタンドにソロホームランを放ち、1点を先制します。5回と6回にも1点ずつを加え、3対0で迎えた7回、近藤洋輔のだめ押しのホームランが飛び出し、試合を決定づけます。投げては先発の松尾が2回から5者連続三振に切って取る好投を見せると、続く投手陣も石川打線を寄せ付けません。最後は天野が相手バッターを打ち取り見事な完封リレー。ガイナーズが4対0でミリオンスターズを破り初の独立リーグ日本一の栄冠に輝きました。

岡山市の商店にワゴン車突っ込む
29日、岡山市の商店にワゴン車が突っ込む事故がありました。運転手はそのまま逃走していて、警察が当て逃げの疑いで調べを進めています。午前7時ごろ岡山市奥田の市道を直進していたワゴン車がカーブミラーをなぎ倒し、道路脇の商店に突っ込みました。ワゴン車は店内に停めていた軽トラックに衝突したあと、停まりました。当時、店内には従業員数人がいましたがけがをした人はいませんでした。ワゴン車の運転手は事故後、車を乗り捨て現場から逃走しています。目撃者の話によりますと逃げたのは年齢30歳から40歳くらいの男だったと言うことです。警察では当て逃げの疑いで調べを進めていて、逃げた男の行方を追っています。

津山市で税務署員かたる振り込め詐欺
津山市の47歳の女性が税務署員をかたった振り込め詐欺の被害にあっていたことがわかり、津山税務署が注意を呼びかけています。警察などによりますと29日正午ごろ税務署員を名乗る男から女性の自宅に電話があり、税の還付金があるのでATMから電話するよう指示され、女性は男の指示通り約50万円を振り込んだということです。津山税務署には同様の電話があったという相談が5件寄せられていて、市民に注意を呼びかけています。

岡山・新庄村で住宅火災、1人焼死
28日午後、岡山県新庄村で発生した住宅火災で、焼け跡から行方不明となっていた男性とみられる1人の遺体が見つかりました。この火事は28日、午後3時40分ごろ岡山県新庄村の農業稲田栄作さん(73)の住宅で発生したもので、火は約2時間後に消し止められました。この火事で木造瓦ぶき2階建ての母屋と隣接する納屋を全焼しました。稲田さんは4人家族で火事以降、栄作さんの行方がわからなくなっていました。警察と消防で捜索した結果、28日、午後6時半ごろ焼け跡から1人の遺体が見つかりました。警察では見つかった遺体は栄作さんではないかとみて身元の確認を急ぐとともに29日朝から実況見分をして出火原因を調べています。

米の収穫予想、岡山ではやや不良
農林水産省は29日、今年の米の収穫予想を発表しました。岡山県では6月から7月にかけての日照不足などの影響でやや不良となっています。中国四国農政局によりますと岡山県の今年の水稲の作付面積は3万4200fで去年に比べ2%、約700f減少しました。今年は6月下旬から7月中旬にかけて、日照不足だったことや夏の猛暑が影響し、県南部では10アールあたりの収穫量は平年の534キロを18キロ下回る516キロとなっています。作況指数は97とやや不良となっています。一方、香川県では岡山と同様に日照不足だったものの、大きな台風の被害がなかったため作況指数は99と平年並みとなっています。

恩原湖の紅葉(岡山・鏡野町)
一足早い紅葉の話題です。岡山県北、鏡野町の恩原湖では今年も木々の葉が色づきはじめました。鳥取県との県境鏡野町にある湖「恩原湖」、標高約700メートルのこの一帯では湖畔の木々が色づきはじめました。湖の東を通る国道482号線沿いでは、ウルシ科の葉が赤や黄色に染まり紅葉と湖の美しいコントラストが楽しめます。また、湖の北側には赤い小さな実を付けたマユミが自生していて紅葉に彩を添えています。地元の人によりますとことしは日中と夜の気温差があまりなく、シーズンの到来は例年より遅れ気味ということです。恩原湖の紅葉は今週末が一番の見ごろということです。

小豆島でオリーブの塩漬け
香川県の小豆島で島を代表する秋の味覚、オリーブの塩漬けの出荷がピークを迎えています。小豆島では毎年この時期になると、柔らかいオリーブを使った塩漬けを製造しています。塩漬けの作業は収穫したばかりの実をカセイソーダに漬けて渋抜きをした後、何度も水洗いしながら塩分を徐々に加えていく手間のかかる作業です。約1週間かけて漬け込んだオリーブはオリーブ公園の職員が袋詰めをして出荷しています。塩漬けは、島にあるみやげ物店などで100グラム450円で販売されますが、ワインなどの洋酒と相性が良く酒のつまみとして人気を集めているということです。出荷作業は12月中旬まで続きます。

香川丸亀ハーフマラソン実施要項
国内トップクラスのランナーが早春の讃岐路を駆け抜ける香川丸亀ハーフマラソン。ジョギング教室などに参加するゲストが発表されました。今年の大会も5000人を超えるエントリーがあった香川丸亀ハーフマラソン。来年の大会は、2月3日に丸亀市の県立丸亀競技場をスタート・フィニッシュに開催されます。大会前日に行われる恒例のジョギング教室などにはオリンピック2大会連続でメダルを獲得した有森裕子さんや、日本陸連・女子長距離・マラソン強化部長の金哲彦さんの参加も決まりました。一般選手の参加申し込みは来月1日から始まり、ごらんのホームページアドレスなどでエントリーを受け付けます。

芸術文化フォーラム
音楽をテーマに芸術文化を次世代に継承していくことの意味を考えるフォーラムが岡山市で行われました。フォーラムには世界的なヴァイオリニストとして知られている千住真理子さんらが参加し、「心と技の継承」をテーマにパネルディスカッションが行われました。この中で千住さんは自身が使うヴァイオリンストラディヴァリウスを例にあげ「演奏するたびに約300年前にこの楽器を作った作り手の思いが伝わってくる。現代にも、そんなモノづくりができる環境を整えていって欲しい」などと熱っぽく語ってました。この模様は12月1日、午前10時45分からOHKで放送します。