赤福に似たもち製品の売り上げが好調な三重県伊勢市の和菓子メーカー「御福餅本家」でも、製造日の偽装や原材料の不適切な表示をしていた疑いがあるとして、三重県と農水省が29日、食品衛生法と日本農林規格(JAS)法に基づき、同社本店に立ち入り検査に入った。

 もちをあんでくるんだ赤福とよく似たお菓子が人気で、老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)の偽装問題が発覚後、土産店で売り切れが相次いでいた。

 民間信用調査会社によると、同社は1883年創業、1962年設立の老舗。伊勢市などに店舗を構える。資本金は300万円で、2006年9月期決算での売り上げは4億9800万円。