井脇ノブ子衆院議員(自民)が理事長を務める学校法人「国際開洋学園」(静岡県菊川市)が、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)から借りた約3億5000万円の返済が滞り、代理返済を求められた連帯保証人の相続人が井脇氏や機構などに債務不存在の確認を求め、東京地裁に提訴したことが28日、分かった。
原告は、1989年に死亡した財団法人「沖縄協会」の元専務理事の遺族。国際開洋学園と同機構が貸借契約を結んだ際に作成した委任状の署名の筆跡が元専務理事とは違うと主張している。
井脇氏は「委任状は実印もあり、偽造などということは絶対にない。連帯保証人を別の人に変更するめどもついており、訴訟は取り下げられるはずだ」と話している。