えーっと、いきなりですが
「赤の神紋」について少し真面目に語ってみようかと思います!
(ほんとにいきなりだ・・・)
*因みに十二章時点での考察です。ノートに感想殴り書きしたページ見つけたので(笑)
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ここにきてケイが考える響生の位置が変わってきたように思う。
出会った当初はなんとなく近寄りがたい、何を考えているのか分からない、というような印象で一歩引いた感があっただろう。しかし響生の心に触れていくうちに、響生が自分へ寄せる強い感情や、時折見せる優しさに惹かれ、徐々に焦がれていく。
この点だけを見ると、他のBL系小説と大差はないように思える。
違うのは、榛原憂月という人物を含めた三人の関係が見えないところであまりに強すぎることであろう。実際、この「榛原」という男がいなければどれだけよかっただろうと、何度も響生は考えていた。しかし、皮肉にも、ケイと響生を引き合わせたのも彼の言葉である「赤の神紋」だったのだ。
ケイは巻中、響生への後ろめたさを吐露していた。しかし、本当にそうなのだろうか?
響生にとってもケイにとっても、お互いといる時は心が安らぐようだ。ほたるも一役買っているのだろう。ならば、なぜ、「ただ一緒にいる」という選択ができないのか?
それは、あまりにもケイの存在が大きいからであると思われる。いや、大きくしているのは響生自身だ。体現者(アンゲロス)としてケイを見ると、それはもはや人間ではなく、天使だ。同じ人間として向かい合うことこそ、今の二人には必要なことだと思う。
「魂は榛原憂月に惹かれ、心は連城響生に惹かれる」恐らくこの表現が正しい。ただ、それを本人たちが分かっていないのがもどかしい。いや、ケイと榛原は既に気づいているのかもしれない。それが今後の展開にどう影響してくるのか楽しみなところだ。
ただ一ついえるとすれば、例えば榛原がケイを隔離し、二人だけで生きていくとしたら、ケイはケイのままではいられないということだ。確かに「命綱」という表現は響生に合っている。響生は、ケイをケイのままでいさせるためのセーフティーなのだ。これは間違いなくそういえる。だからこそ、響生がケイの元を離れていってしまうのが怖い。
これからワタルとの決戦であるが、響生とケイの仲はこじれたままだ。今後の展開に期待したいと思う。
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うわーごちゃっとしてますね。
授業中に書いたから元からですが、文章がめちゃくちゃです;;
あ、実はもう十三章読み終えてます。次の巻がみたいっ!!