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新潟県、湯沢町から、まずは湯沢高原へ。冬はスキー客で賑わう湯沢高原もこの季節は高山植物の宝庫。
166人が乗れる世界最大級の湯沢温泉ロープウェイでおよそ7分の空の旅を楽しんだら湯沢高原「アルプの里」へ。

旅人、河田麗子。
ここはアルプの里。標高1172mの大峰山の斜面を利用して作られた高山植物園。

気軽に湿原の雰囲気を味わうことが出来る、湿生園。水面に映える空と花のコントラストは見事です。
こちらのロックガーデンでは、アルピニストしか見る事の出来ない高山植物が咲き誇ります。その数およそ千種類。

園内706mをいっきに滑り降りるサマーボブスレー。風と一体になって走る爽快感がたまりません。
アルプの里でめいっぱい楽しんだ後は、赤湯温泉へ。苗場スキー場から始まる赤沢林道を車でぐんぐん登り、そこからは歩き。地元の南雲剛さんに案内して貰うことにしました。

赤湯温泉目指して、いよいよ出発。道は次第に細くなり険しい山道になります。慣れていない人には結構きつい登りが続きます。
汗だくで登ること約70分。鷹巣峠を過ぎるとアップダウンの連続。最後の難関である沢へ一気に下り、橋を渡ります。

赤湯温泉・山口館。ここに初めて山小屋が建てられたのは明治30年。現在の山口館は、平成2年に新築されたばかり。苗場山への登山客を支える山小屋として愛されてきました。
館主、山口肇さん。

山小屋らしい団欒の部屋。
山小屋なので、部屋には、テレビも電話もありません。

あるのは、迫り来る山の景色だけ。
こちら天然の冷蔵庫。清水を小屋の上から流して、冷やす仕組みになっています。もちろん飲み物も清水で冷やします。

電話のない山口館では六日町の実家と毎日無線で連絡を取り合います。先代の、山口英二さん。
宿の上流には畑もあるのです。畑の世話をしているのは、先代。息子さんともども宿を切り盛りしています。
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秘湯ロマン
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