軽井沢町が加入者あてに発送した国民健康保険証の配達にトラブルがあり、住民から「保険証が届かず病院に行けない」などの苦情が役場に相次いでいたことが6日、分かった。軽井沢郵便局集配センターが不在者宅に「不在通知」を入れなかったのが原因という。
同町は先月25日、受取人の押印が必要な「配達記録郵便」として保険証4000通を発送。同30日までの配達を見込んでいた。日本郵便佐久支店によると、例年は不在者宅に不在通知を届けるが、今回は通知を省いたという。再配達に多くの時間を割くための判断だったが、加入者からは「保険証が届かない」などの苦情が相次いだ。【川崎桂吾】
毎日新聞 2007年10月7日