プロジェクトで使っている Trac + Subversion がかなり良い感じなので、自宅PCにも導入して、ソース管理とかしてみようかと思い立ちました。
最近は、All-in-One tracとかtrac月とか、「一発で全部環境そろっちゃうよ」ツールがあって便利なんですが、エンジニアの端くれとして、1から環境を構築してみようかと。
まずはTracのサイトへ。
ダウンロードページを見ると、最新版は0.10.3となっていました。ここで、Windows Zip packageからtrac-0.10.3.zipをダウンロードします。
ここでも、インストーラタイプ(Windows installer)が公開されていましたが、あえてZip版を選択します。
と、下にこんな注意書きが。
Note: The Trac installer no longer includes the ClearSilver library; it needs to be installed separately. You can find binaries at http://www.clearsilver.net/downloads/ or http://clearsilver.yi.org/.
テンプレートエンジンClearSilverが必要なようです。バイナリ版を上記URLから落としてきてね、と書いてあるので、ClearSilverのダウンロードページへ。
一見、Sourceしかないように見えますが、下の方にBinariesが置いてあります。
そこからwin32/clearsilver-0.9.14.win32-py2.4.exeをダウンロード。
実行してみると、「レジストリにpython2.4が見つからないよ!」と怒られました。
そう言えばこの間インストールしたのはpython2.5でした。
というわけで、pythonのダウンロードページへ行って、Python2.4.4のインストーラ(msi)をダウンロード。実行してインストールします。
デフォルトでのインストール先が、Python2.5はC:\Python25、Python2.4はC:\Python24となるので、普通に共存できます。Pathの通し方にだけ気を付けましょう。
python2.4がインストールされたので、ClearSilverのインストールを行います。
と、ここまで揃った状態で、最初にダウンロードしたtrac-0.10.3.zipを解凍します。
解凍後、コマンドプロンプトで解凍後のフォルダへ移動します。
そこでpythonを使ってsetup.pyを実行します。
僕の場合は、解凍後のフォルダ"trac-0.10.3"をCドライブ直下へ移動して作業しました。
C:\trac-0.10.3>python ./setup.py install
これで最後に以下のようなメッセージが出ればOK。
Thank you for choosing Trac 0.10.3. Enjoy your stay!
と、今日はここまで。
次回は、ソース管理ツールSubversionを導入してTracと連携させてみます。