NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、DRM(デジタル著作権管理)と呼ばれるコピー防止機能がない音楽配信サービスに乗り出す。購入した楽曲を多種類の携帯音楽プレーヤーなどで聴けるようにすることで幅広い利用者を取り込み、音楽配信事業を拡大する狙い。業界最高水準の高音質で配信し、同様のサービスで先行する米アップルを追撃する。
30日からNTTコムが運営する音楽配信サイト「MUSICO(ミュージコ)」で配信を始める。1曲あたりの価格は邦楽が260円、洋楽が190円。当初は大手レコード会社、EMIミュージック・ジャパン(東京・港)が提供する約10万曲を用意。順次、拡充する。大手レコード会社の楽曲をコピー制限をつけずに配信するサービスは日本企業で初めて。(08:31)