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袴田事件の再審開始に向けた活動推進を期した市民集会=浜松市中区 |
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旧清水市(静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして最高裁で死刑が確定した元プロボクサー袴田巌死刑囚(71)が再審請求している「袴田事件」で、浜松市の市民グループ「浜松・袴田巌さんを救う会」が28日、最高裁での再審開始を求める市民集会を同市中区の市福祉交流センターで開いた。 袴田死刑囚は旧雄踏町(現浜松市)出身で旧浜北市(同)で少年期を過ごした。浜松市で同事件の審理を求める市民集会が開かれるのは17年ぶりという。一般の市民を含め約80人が集まり、グループ代表で袴田死刑囚の小学校時代の同級生渥美邦夫さん(72)=浜松市浜北区=が「袴田さんもかつての同級生も高齢化している。再度、再審に向けて皆さんと一緒に頑張っていきたい」と抱負を述べた。 袴田死刑囚の姉秀子さん(74)や、同じく支援活動を展開する東日本ボクシング協会の大橋秀行会長も来場者に協力を呼び掛けた。10月中旬に袴田死刑囚と面会した同協会袴田巌再審支援実行委員会の新田渉世委員長は「コミュニケーションが成立しないこともあるが、気持ちに前向きな変化があるように感じる」と袴田死刑囚の近況を伝えた。 袴田事件弁護団の中川真弁護士(浜松市)は、「弁護団は万一のことを考え、第二次再審請求についても真剣に考えている」と述べ、引き続き新証拠の発見を目指すとする弁護団の方針を示した。静岡地裁一審(68年)の死刑判決にかかわり、今年に入って「無罪の心証」を明らかにした熊本典道元裁判官も来場した。 |