10月28日 日曜日 ■千葉市科学館が心配。■
お昼から、なっちゃんと2人で先週オープンした「千葉市科学館」に行って来たが、千葉都市モノレール以上に不安になってしまった。
第1に、隣接したビルにまるで専用のようにある「駐車場」は1時間600円!高い!しかも科学館利用者には駐車場料金サービスは一切なし。小さなお子さん連れの家族や、科学館の下にある「子育て支援」に気軽に来にくい。たとえば、千葉よりずっと都内よりの津田沼駅近くのイトーヨーカドーは、「1円買えば」駐車場無料サービスがある。JR千葉駅からバスかモノレールで移動(徒歩なら15分くらい?)の距離の駐車場代にしては高額設定じゃないだろうか。車社会の千葉では、かなり厳しいと思った。
第2に、その駐車場に停めたとして、となりの科学館に行く「行き方」が今日はわかりにくかった。わたしたちと同時にエレベーターに乗ったご家族もまいごになって、6階の「通路」からでは科学館に行けないことがわかって、あわてて教えたくらいだ。1階に一度降りて「ブルーのエレベーターで7階に」行くのだが、思っていたよりドアがある。しかもそのドアの1つは、開閉がかなり「重い」。小さな子どもなら、はさまれたらケガをするかもしれない。まして、車いすの方、年輩の方などの配慮はどうなっているのだろう。
誘導のためのマークも、よくわからない。結局まよいながら入場チケットを買ってやっと入ったのだった。その入場チケットも、ボタン説明の要領悪い。もっとわかりやすくしてほしい。
第3は、まず入館した時に、順路がわからない。 なんてことは実に些細な問題で、最大の問題は、それぞれのイベントに予算がたくさんあるのはわかるのに、わたしたちになにかを伝えよう、興味を持ってもらおう、というメッセージがまったくない。これは致命的では。
上野博物館の科学博物館は楽しい。リスーピアも楽しい。未来科学館は、さほど楽しいとわたしは思わないが、よくできていると思う。千葉県立現代科学技術館も、そこそこ面白い。お台場のなんだっけ、アクア?の上にある、体験理科のイベントもそれなりに楽しかった。しかし、この千葉の科学館は。今からでもしっかり反省され、企画の検討をしてほしいと思う。もっともっと、いくらでも、子ども達が目的を知り、手で触り目でみて、なにかを知りたいと思う大事な気持ち、知らない子ども同士でも協力してなせる「問題解決への道」、そういうものをしっかり体験できたら楽しいんじゃないだろうか。
ものすごく、それはもうとても、わたしは千葉に科学館ができるというので楽しみにしていた。年間パスポートは買いだろうと思っていた。でも‥もしこの科学館をなんとかしてくれってわたしに任されたとしても‥ かなり根本から直さないと厳しい。それでも、ちゃんと大人も子どもも楽しめて、しかも、工業技術やら、基本的な科学知識やらを勉強できるしっかりした体制を作れば、人は集まってくるだろう。
上野のように、あるいは北の丸公園の科学博物館のように、ターゲットを小・中あたりにして、展示物に対する問題冊子を1冊100円くらいで売ってくれて、それを解きながら展示を回るのなら、意味がある。そのための小さなカウンターも必要だろう。1つ1つしっかり体験するためにも、イスの準備も考えてほしい。年輩の方、体が辛い方、赤ちゃん連れの方などが、すっと座って休めるように。リスーピアでは、球形のカラフルなボールがあちこちに並べてあって、一見オブジェのようなのだが、実はソファになる。
科学を楽しむのには、「考える」「試してみる」時間は必要だ。 さらに、見て、考えて、体験しただけでは科学ではない。最後に結果を持ち、評価されるべきだ。そのために、たとえばリスーピアでは胸につけた電子キャラの「進化」がある。知った分、体験した分だけ、中のキャラは進化し、変形していくのだ。子ども達も大人たちも、自分の胸にいる光りのキャラクターを育てること、そしてそこからの情報の確認を持って、体験を評価しなおすことができる。
千葉科学館でそれをやる必要はない。もっと簡単なミニノートに、スタンプを押すだけでも違うだろう。イベントも展示も、見にきてくれた子どもも大人も、もっと自主的に参加させるようにすべきだ。受け身はつまんないよ。
あんなに都市の中にすごいビルを作って、あんなに子ども支援テーマにいい企画をたてたのに、お金使いすぎ。なのに、人材にお金かけなさすぎ。わたしを雇ってみればいいのにな。あんなアクリルの筒の中になにか展示しても、子どもたちは通りさっていくだけだよ。人を集め、人に興味をもってもらい、楽しんでもらって、そして科学の素晴らしさを知る。これでんがな。だからミュージアムショップの品物にもいろいろ物申したい。
小さな子どもが喜びそうなもの、2万3万する大人買いのもの、よくわからないけど小学生あたりがおみやげに買いそうなもの、‥‥をいをい。ポリシーを持とうよ。科学をご家庭に!くらいのキャッチコピーでさ。
10月27日 土曜日 ■台風。■
秋雨前線にくっついてきた台風の影響をさほど心配していなかったのに、午後からのものすごい雨と風。ちゃんと台風だった。
午前中はピアノのレッスンに行ってきた。まだまだ問題点多し。まだ時間はある。最後までがんばろうね。
風雨が強い中、昨夜はほとんど寝ないでバイト、そのまま朝は1時限から4時限まで授業だったあんちゃんを駅まで迎えに行く。真っ白い顔で、今夜はまたおそくまで課題の設計図と模型作り。明日も朝からがんばる予定らしい。体だけは壊さないでほしいよ。
家路までの車の中は、ラーゼフォンのヘミソフィアと、ナデシコのOPを3人で歌いつつ。ヨレヨレあんちゃんがちゃんとハモってくれるのがうれしい。
今日はあんちゃんに昔買って、なっちゃんに読んでねと渡した「日本史大図鑑」から、聖徳太子が住んでいた斑鳩の風景を描いてみた。ここも行ってみたいな。どれだけパートしたら行けるかな。まずは斑鳩の前に歯医者に行きたいが。
10月26日 金曜日 ■じゅんぷー。■
わたしの仕事も5ヶ月目に入った。昨日がんばって仕事をあらかた片づけて、今日送ってくる日報を待っていたが、なかなか来ない。どうも1時間ほど「ヒマ」になりそうだった。こんな時こそ、なにかやらねば‥と、締め日ごと、請求書送付の約束だとか、手書きフォーマットがあったりとか、いろいろな情報を整頓してエクセルで辞書作りましょう、と、提案してみた。意外にいつも強くあたっていた方が、「いいわね」と乗り気になって手伝ってくださった。
ヨシ!ではやるぞエクセル!でも!よく考えたら100円ショップでかってきた「初めてのエクセル」しか読んでないし!家のMacには入ってないし!うーんと、ま、適当に表にすればいいんでしょ?適当ならまかせて!
と、少しデータを集めて打ちだしたところで、仕事が入ってきて。ともかく保留。また時間ができたらね。でもどってことない提案であっても、お役に立てるのはうれしい。これで、締めの請求書チェックや煩雑な作業の管理ができるといいんだけど。
家に帰ってごろりとしたら、目の前に落ちてるあんちゃんの本。 「空間 構造 物語」。建築の空間デザインの本だね。となりには微積学の本。そのとなりには建材についての。ぱらぱらめくって「フィレンツェの大聖堂」をにょりにょり鉛筆で描いてみた。建物や船の絵に弱いわたしだ。しかもねっころがったままだったので、ゆがんでる。手で書く味ってことで。ああ。いつか現場で描いてみたいなあ。体を包む空気もフィレンツェ!
10月25日 木曜日 ■日々。■
「お茶出して!」と指示されて、手にいっぱいのファイルやら伝票を抱えたのを降ろしてお茶を入れて、また作業していると、さっき言われた方と違う方が「お茶は入れないで。」と言ってきた。お客ではなく、こっちが振る舞う相手じゃないからと。「そういうこともよく考えて。」
「わたしがたのんだのよ。ごめんなさいね。」
と、小さくだけどはっきりと最初の先輩が声を出した。「いえ、大丈夫です。」とへたな返事をしちゃって、でもそれ以上なんと言っていいかわからず、黙々と作業を続けるが、続けて何度も何度も「わたしがたのんだの。」とくり返す。どうしたんだろう。
それにしても、もう少し明るく楽しく、なんというかうまく、わたしは立ち回れないものだろうか。ほんとうにそういうリアルタイムの反応ができない。せっかくちゃんと言ってくれたんだもの、なんかこう、もっと笑顔で、気のきいた言葉でも交わせばいいのにと思うんだけど。
なんか不調が続く。家に帰って横になって、学校から帰ってきたなっちゃんの話を右から左へ聞き流す。せっかくおしゃべりしてくれる時に聞かない母。ごめんね。ピアノも目の前で弾いているのに聞けなかった。ただ、ニュースを見てたら「ホームズ彗星」が40万倍も明るくなった話に思わず起きあがる。
チリだの氷だのが、星からぽろぽろはがれて?あるいは吹き出して?それに太陽風が当たって?光って? 昔から、彗星の尾の光の説明はわたしにはしっくりこない‥どれほどどう星が解体されつつどれだけどうだと光るのか。実はほんとに推測の粋を出ていないのではないか。その延長で考えれば、ぽろぽろずっと壊れてきた星が、いよいよ体制を保てなくなって大きく変形するかで、ものすごい偶然だが、わたしたちが観測しやすいところで爆発的にエネルギーを放出したということか。となれば、光量の減少も短期間に起こるだろう。数日から数週間でまた変化するのではないか。観測報告が楽しみだ。
10月24日 水曜日 ■差集め算。■
仕事は今日またピークで5時を過ぎても帰れず。なっちゃんは短縮授業で早帰りだった。正社員の方が忙しい中、いろいろ新しいことを教えてくれるのはいいんだけど。風当たりは今だ強い。しかし、すごい記憶力。すごい処理能力。事務経験4ヶ月のわたしにはまだまだ厳しい。今日もたくさん教わったけど‥忘れた。メモできる部分はメモしまくった。経理関係の部分と、扱う物品の専門用語、法律、営業方法、どれもさっぱりわかってない。もっと気楽に「3時までパート」な気分だったので、困惑しっぱなしだ。
10月23日 火曜日 ■のど痛い。■
風邪っぽ。動けないほど。疲れがぬけないお年頃なのか。体温は平温より1度くらい下がっている。熱が高い方がわたしは楽だな。
仕事も残業30分ほどで帰ってきた。なんか元気になるものでも食べようと、スーパーでみかけた「たねなし柿1コ98円」。これまた食べる前にはクロッキーだろうと。
昔はよく夕食後に果物、だったが、今は「朝のフルーツは金、昼のフルーツは銀、夜のフルーツは鉛」という言葉を心に。夜食べるなら、少量。できれば朝か昼間にフルーツを摂りたい。できれば千疋屋のフルーツがよろしい。はやくロトあたらないかなー。
10月22日 月曜日 ■食欲旺盛とポアンカレ。■
夕方なっちゃんとコンビニに寄ると、あんまん肉まんが目の前に。昨年まではなんとかがまんできたものが、今日はあんまんに手を出しているわたし。空の青さが遠いから。
それにしても、今まで思わずNHKスペシャルを真剣に見てしまった。ポアンカレ予想を証明した数学者の失踪までの話。次つぎと出てくる、これでもかという天才の数々。あわてて5分くらいたってからビデオを回したけど。
この前は深夜まで、ボリショイ・バレエ×マリインスキー・バレエ合同公演を見てしまって感激。才能と努力が積み重なる時、人は進化していくのかもしれない。それは世界でほんのひとにぎり。あとは「その他大勢」なんだけど、それもいなくちゃ世界じゃないのだ。努力しても、到達できない人も多い。才能はあったのに、努力が足りない人もいるのだろう。才能がなくて、努力も面倒くさいし、でもおいしいものはたくさん食べたい。そんな自分をはやくもっと好きになりたい。
絵が好きだった。絵を職業にするにはおこがましいと自分でフタをした。数学や物理やプログラミングで身を固めたら、一人でも生きていけるんじゃないかと思った時もあった。でも、心から絵を描くことをやめない自分がいるみたい。それをこうして、ちょっとづつでも、人に見てもらえる環境が今の自分にはひかり輝く宝箱だ。
見てくれてるあなたに、なんか無性にありがとうって言いたくなった。
10月21日 日曜日 ■団体経験。■
今日は子ども会のバス旅行。なんと行き先はディズニーシー!
ほとんど団体行動、参加アトラクションも決まっているし、5時には帰宅予定だから、3時台には帰りの集合。それでも一日、しっかり楽しんできた。天気は最高。団体経験は初めてだったけど、おそらくはディズニーシーはもちろんのこと、なにより役員さん方のご苦労あって、不自由を感じることなく行動できた。40人が人混みの中、まいご一人出すことなく、無事バス旅行は終わった。役員さん方、ご父兄のみなさん、お疲れさま。
帰りの集合時間までの少しの間、自由時間も作ってくれたものの、乗り物に乗る「待ち行列」に並んだり、ファストパスを出しても乗る時間もなかったので、わたしとなっちゃんはアラビアンコーストにあるボールゲームに参加してみた。
偶然だけど、わたしの投げたボールはみごとヘンな方向にバウンドしたあと、ゴールにすぽんと乗っかった。チップくんゲット!実はなっちゃんもわたしも「チップとデール」ファンだったりする。帰り道に「シーソルト」ポップコーンもなんとか手に入れた。Yくんは「ブラックペッパー」ポップコーンを首から下げて、やはりゲームでゲットした「ドナルドダック」をしっかり抱えていたり。子どもたちがみんな笑顔でよかったね。