工場ばい煙 全業種で一斉検査
この問題は、北海道釧路市にある日本製紙の工場でことし7月、大気汚染防止法の基準を超えるばい煙を出していたにもかかわらず、測定記録を改ざんし、行政への報告を怠っていたことが発覚したのをはじめ、全国あわせて25か所の製紙工場でばい煙に関する違反が見つかったものです。これを受けて、環境省は、製紙業界以外にもばい煙をめぐる違反がないか調べるため、すべての業種を対象に、全国の一定規模以上の工場で立ち入り検査を行うことを決めました。立ち入り検査は各都道府県や政令指定都市などの担当者が行い、工場から出されるばい煙の濃度を測定するほか、記録に不自然な点がないか調べることにしています。工場のばい煙に関する立ち入り検査を全国一斉に行うのは初めてで、環境省は30日、全国のおよそ130の自治体の担当者を集めて、立ち入り検査の具体的な方法を伝えることにしています。 |
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