2007年10月27日
現在地(2)
現在、佐久平というところのネットカフェにいます。
佐久平、とはJRの小海線上にある、軽井沢や東京への新幹線の中継地点でもあるところです。
今日は朝から大雨で、仕事が午前中で終了したので、ちょっと足を伸ばしてみました。
どこから話をはじめよう・・・・
書けないことも多々あるからなぁ(笑
とりあえず生きています。
ただひとつ言えるのは、自分はどうやらK村でも一番キツイ農家に世話になっている、ということです。 日本人、外国人が口を揃えてそう言っているのだから、まず間違いないでしょう。つっても2年前の野辺山でも、「一番キツイ」は経験しているから、どおってことないけど。
詳しいことは、帰ったら話します(笑
なんせ法が効力を失する場所で起こることだし。
最近の自分は・・・・
いつも朝3時に起きて夕方までキッツイ農業をしています。
しかも標高1400mだから、寒い。。。 日中は焼けるような日差しにこがされて、肌がすでに真っ黒ですが、日が昇る前の寒さ、といったら、自然の脅威さえ感じます。っつーかもはや畏怖の念を抱きつつあります(笑
極めつけは、やはり焼けるような暑さの中での大量のマルチ回収作業ですな。これだけきつい作業には、生涯、めったに出会うこともないような気もするな。何度やっても(笑
収穫も単純作業でキツイけど、1ケースが22キロもあるハクサイの積み込みを600とかもキツイ。これは他のバイト仲間がやってくれているから、まだ楽だけど。 今回はもっぱら、カット専門だから力仕事というよりも、腰がイタイ(笑
仕事がキツイってのはわかるけど、逃げるヤツの気持ちがわからないな。「自然」を相手にしているのだから耐えられるキツさだし、ホントにキツイのは、やっぱ「人間」を相手にしているときだ。 年金の催促の電話とかな(笑 いわゆる年金督励業務な(爆
それに、うっすらとかかる朝霧の中で燃えるように徐々に明かりを増していく朝焼けとか、午前5時の明けの明星とか、満天の星空とか、仕事中にふと見上げるそんなものに、いつも胸を焦がしている。
江戸時代からあるんじゃねーかこれ、と思わせるような瓦屋根の古民家
とか、家紋のついた屋敷とか、道端に点在する八百万の祠とか、時代に取り残された昭和時代のお店の看板とか・・・・
日本の原風景ともいえる農村で生きる、中国やらベトナムやらインドネシアやらミャンマーやらアメリカからやってくる出稼ぎ労働者達(正規・非正規問わず・・・)、それを隠すように四方は山に囲まれている谷あいの村、K村。
「千と千尋の神隠し」をリアルに体験したいなら、どこかの農家の屋敷に行って「ここで働かせてください!」といえばよろしい。
ここはやはり、なにか居心地の良さがあります。 集まってくる人間は、たいてい「訳あり」なヒトが多い。 身を隠すように日本人も外国人も暮らしているから、それがまた、心地よさに繋がっているのかもしれない。 ガサ入れもあるけど。。。
なんでか、そういう「曖昧」な世界、現実からそこし焦点をずらした世界に惹かれる自分がいる。たぶん、人生の早い時点で、焦点のズレた地点に立ったことがあったから、幼少の回帰願望とでも言えばいいのか、何かそこにいこうとする引力みたいなもんがあるんかな。 それが良いものであれ、悪いものであれ。
自然にこんだけ接していれば、嫌でも饒舌になってしまうわ(爆
さて、お金を稼ぎにきたのも目的だけど、「考える」ためにここに来たから、たくさん考えないと、見極めないと、自分なりにね。
どうせ考えるなら、自分なりに限界点に近い位置で考えたかったし。
わかったことがひとつ、あるとすれば、
自分は「自然」を相手にしてもなんとか生きていけるだろう、ということ。 だったらたぶん、「機械」を相手にしても大丈夫かもしれない。
そして「人間」を相手にするのも、きっと嫌いじゃない。
やれやれ、長げーんだよ、文章がさ、ばか!
俺は元気でやってます。
ではまた、どこかの現在地から。
佐久平、とはJRの小海線上にある、軽井沢や東京への新幹線の中継地点でもあるところです。
今日は朝から大雨で、仕事が午前中で終了したので、ちょっと足を伸ばしてみました。
どこから話をはじめよう・・・・
書けないことも多々あるからなぁ(笑
とりあえず生きています。
ただひとつ言えるのは、自分はどうやらK村でも一番キツイ農家に世話になっている、ということです。 日本人、外国人が口を揃えてそう言っているのだから、まず間違いないでしょう。つっても2年前の野辺山でも、「一番キツイ」は経験しているから、どおってことないけど。
詳しいことは、帰ったら話します(笑
なんせ法が効力を失する場所で起こることだし。
最近の自分は・・・・
いつも朝3時に起きて夕方までキッツイ農業をしています。
しかも標高1400mだから、寒い。。。 日中は焼けるような日差しにこがされて、肌がすでに真っ黒ですが、日が昇る前の寒さ、といったら、自然の脅威さえ感じます。っつーかもはや畏怖の念を抱きつつあります(笑
極めつけは、やはり焼けるような暑さの中での大量のマルチ回収作業ですな。これだけきつい作業には、生涯、めったに出会うこともないような気もするな。何度やっても(笑
収穫も単純作業でキツイけど、1ケースが22キロもあるハクサイの積み込みを600とかもキツイ。これは他のバイト仲間がやってくれているから、まだ楽だけど。 今回はもっぱら、カット専門だから力仕事というよりも、腰がイタイ(笑
仕事がキツイってのはわかるけど、逃げるヤツの気持ちがわからないな。「自然」を相手にしているのだから耐えられるキツさだし、ホントにキツイのは、やっぱ「人間」を相手にしているときだ。 年金の催促の電話とかな(笑 いわゆる年金督励業務な(爆
それに、うっすらとかかる朝霧の中で燃えるように徐々に明かりを増していく朝焼けとか、午前5時の明けの明星とか、満天の星空とか、仕事中にふと見上げるそんなものに、いつも胸を焦がしている。
江戸時代からあるんじゃねーかこれ、と思わせるような瓦屋根の古民家
とか、家紋のついた屋敷とか、道端に点在する八百万の祠とか、時代に取り残された昭和時代のお店の看板とか・・・・
日本の原風景ともいえる農村で生きる、中国やらベトナムやらインドネシアやらミャンマーやらアメリカからやってくる出稼ぎ労働者達(正規・非正規問わず・・・)、それを隠すように四方は山に囲まれている谷あいの村、K村。
「千と千尋の神隠し」をリアルに体験したいなら、どこかの農家の屋敷に行って「ここで働かせてください!」といえばよろしい。
ここはやはり、なにか居心地の良さがあります。 集まってくる人間は、たいてい「訳あり」なヒトが多い。 身を隠すように日本人も外国人も暮らしているから、それがまた、心地よさに繋がっているのかもしれない。 ガサ入れもあるけど。。。
なんでか、そういう「曖昧」な世界、現実からそこし焦点をずらした世界に惹かれる自分がいる。たぶん、人生の早い時点で、焦点のズレた地点に立ったことがあったから、幼少の回帰願望とでも言えばいいのか、何かそこにいこうとする引力みたいなもんがあるんかな。 それが良いものであれ、悪いものであれ。
自然にこんだけ接していれば、嫌でも饒舌になってしまうわ(爆
さて、お金を稼ぎにきたのも目的だけど、「考える」ためにここに来たから、たくさん考えないと、見極めないと、自分なりにね。
どうせ考えるなら、自分なりに限界点に近い位置で考えたかったし。
わかったことがひとつ、あるとすれば、
自分は「自然」を相手にしてもなんとか生きていけるだろう、ということ。 だったらたぶん、「機械」を相手にしても大丈夫かもしれない。
そして「人間」を相手にするのも、きっと嫌いじゃない。
やれやれ、長げーんだよ、文章がさ、ばか!
俺は元気でやってます。
ではまた、どこかの現在地から。