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北京マラソンまた反省 距離不足・客乱入・カメラ車故障

2007年10月21日22時41分

 一昨年は先導ミスで「優勝者の順位は有効、記録は無効」との前代未聞の結果になった北京国際マラソン。五輪を来夏に控えた今回も、運営は相変わらずだった。

写真

カメラ車として借りたトラックが故障して動かなくなり、荷台から下りて撮影するカメラマン=北京で

 コースはマンホールが突き出ている地点が多く、選手が危うくつまずきかける場面も。関係者によると、大会前に計測したところ42.195キロに約600メートル足りなかったといい、最後に陸上競技場に入ってからトラック内で折り返す奇妙なものに。それでも距離不足を疑う声が一部に出ていた。

 このほかにも、中継した中国中央テレビ局のカメラが選手の給水のじゃまになったり、観客が自転車でコースに乱入したり。揚げ句の果てには、カメラ車として引っ越し業者から借りたトラックが20キロ手前で故障して動かなくなり、カメラ記者はペン記者の乗るマイクロバスに移る羽目になった。以降は30キロ過ぎの給水所で一時停車した以外、撮影できなかった。

 男子で日本人トップの片岡は「もう少ししっかりして欲しい」と話す。今大会は五輪のテスト大会には位置づけられておらず、大会組織委員会は地元スタッフがほとんどを占めていた。コース自体も五輪と異なるが、本番に向け、一層の努力が必要なようだ。

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