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バンダイがエポック社に勝訴 ガシャポン構造めぐる訴訟

2007年10月27日11時11分

 玩具入りカプセル販売機「ガシャポン」やカード販売機「カードダス」を全国に設置している玩具メーカー「バンダイ」(東京都台東区)など2社が「エポック社」(同)を訴えた裁判で、東京地裁は26日、エポック社がつくっている同種の販売機の製造・販売の差し止めや廃棄などを命じる判決を言い渡した。市川正巳裁判長は、エポック社が機械の構造に関するバンダイの特許権を侵害したと判断した。

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カプセル販売機「ガシャポン」=バンダイ提供

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カード販売機「カードダス」=バンダイ提供

 バンダイは、カプセルを収納するケースを本体から取り外せたり、カードの違法な抜き去りを防止したりする構造を発明し、特許を取得していた。判決は、該当するエポック社製販売機の売り上げの2%をバンダイ側の損害とし、約510万円を支払うようエポック社に命じた。

 判決についてエポック社は「承服しかねるので、控訴手続きをする」とのコメントを出した。

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