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メンズ「ナビオ」へ囲い込め! 阪急が大改装

三越に先手

 阪急百貨店は、大阪・梅田の商業ビル「HEPナビオ」=写真=の地下1階から地上5階(売り場面積約1万6000平方メートル)を、紳士服や雑貨を集めた「メンズ館」(仮称)に改装し、来年2月に開業する。隣接する梅田本店の6、7階にあるメンズ売り場をすべて移転させ、売り場面積を現在の2倍程度に拡張する計画だ。総投資額は30〜40億円を見込んでいる。

 百貨店の紳士服売り場は一時、郊外型の専門店に客足を奪われていたが、最近はおしゃれに関心の高い男性が増え、伊勢丹が東京・新宿で運営する「メンズ館」が人気を集めるなど、復活の兆しが見えている。阪急の「メンズ館」は伊勢丹同様、ビジネススーツからカジュアルまでの内外の高級ブランドを網羅するほか、靴やバッグ、ベルト、財布などの紳士用品をとりそろえる計画だ。男性用化粧品店などの出店も検討している。

 阪急は、「メンズ館」のノウハウを持つ伊勢丹との経営統合を決めた三越が2011年、梅田に新店を出すのを前に、先手を打って男性客の囲い込みを狙う。

2007年9月8日  読売新聞)

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