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【社会】

抗議船が日本領海を侵犯 尖閣諸島、警告で反転

2007年10月28日 22時20分

 尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張する香港の団体「保釣(釣魚島防衛)行動委員会」は28日、中国本土を出発した抗議船が、尖閣諸島に向かっていることを明らかにした。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、28日午後6時22分ごろ、抗議船1隻が、同諸島魚釣島の西約22キロで日本の領海に入ったのを海上保安部の巡視船が確認した。午後7時20分ごろ、魚釣島に約20キロまで接近し、海保の巡視船の警告や放水を受けて反転、約15分後に領海を出た後、時速約15キロで西に向かった。抗議船の侵犯は11回目。

 海保によると、抗議船は青色の船体に「☆龍漁F839」と船名が書かれ、中国国旗を掲げており、中国語らしい文字が書かれた赤い横断幕を掲げていた。

 政府は28日夕、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。

(注)☆は間の日が虫

(共同)
 

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