 | 搬送拒否 周産期センターでも 厚生労働省は、妊娠している女性や生まれて間もない赤ちゃんに高度な医療を提供する「総合周産期母子医療センター」が、救急搬送をどの程度受け入れているか調べるため、ことし1月、全国58の施設を対象にアンケート調査を行いました。それによりますと、去年3月までの1年間に、地域の医療機関から要請のあった「妊婦の受け入れ」を断ったことがある施設は31と、回答した施設の74%に上りました。また、「赤ちゃんの受け入れ」を断ったことがある施設も25と、回答した施設の61%を占めました。受け入れを断った理由を複数回答で尋ねたところ、妊婦の場合は88%、赤ちゃんの場合は90%の施設で、未熟児などを集中的に治療する「NICU=新生児集中治療室のベッドがいっぱいだったため」と答えました。ほとんどの施設でNICUのベッドの利用率が80%を超え、救急搬送を受け入れる余裕のないことがわかりました。厚生労働省は、「地域の実情を各自治体に知ってもらい、医療機関どうしの連携を充実させるなどして、妊婦や赤ちゃんの受け入れ態勢を整えてほしい」と話しています。   | 10月28日 19時17分 |
|  |  | 搬送拒否 周産期センターでも 10月28日 19時17分
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