長崎市立野母崎、琴海両病院の「あり方検討委員会」(委員長・谷山紘太郎長崎大理事)が発足した。ともに旧野母崎、旧琴海町立病院時代から赤字経営が続いており、合併して市立病院となった後の経営改善を図るため新設した。
市病院局が「赤字幅が大きく勤務医の確保も難しい。民間の血導入も含めた体制などを検討してほしい」とあいさつ。谷山委員長は「医療のレベルは下げたくない。長崎県は離島やへき地の医療が進んでおり、長崎市でも同様に『人の命を守る』ことを第一に考えたい」と述べた。来年2月までに報告書を作成する。
毎日新聞 2007年10月27日