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災害救助犬を育成する新たな全国ネットワークが先月、富山市に誕生し、26日初めての救助犬の認定審査会が立山山麓で行われています。
災害救助犬は、地震などの災害が起きたときがれきの下に埋もれた人を匂いだけで探し出すよう訓練された犬で、16年前、富山市の犬訓練士坂井貞雄(さかいさだお)さんが全国で初めて育成を始めました。
先月、坂井さんを中心に救助犬育成を目指す新たな全国組織NPO災害救助犬ネットワークが設立され、26日初めての認定審査会がらいちょうばれースキー場周辺で開かれました。
会場には全国から47頭が参加し、服従態度がしっかりしているかやボックスに隠れた人を匂いだけで捜し出せるかなどが厳しく審査されています。
災害救助犬ネットワークは、現在、内閣府へNPO法人の認証を申請中で、「今後、全国で自治体との出動協定を結ぶなど行政との連携を強めていきたい」と話しています。
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