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【社会】故布施氏の生き方を知って 地元の中学生が創作劇披露2007年10月27日 18時44分
戦前戦後を通じ韓国・朝鮮人の人権擁護に尽力し、韓国で「日本のシンドラー」とも呼ばれる宮城県石巻市出身の故布施辰治弁護士(1880−1953年)の生き方を知ってもらおうと、地元の同県女川町立女川第四中学校で全校生徒16人が27日、布施氏を題材とした創作劇「未来への架け橋」を披露した。 布施氏は日本の植民地支配に抵抗した「3・1独立運動」に参加した朝鮮人らを弁護し、2004年に日本人で初めて韓国政府から独立に寄与した人物に贈られる建国勲章を受章したことなどで知られる。 上演したストーリーは、布施氏の生き方と、現代の中学生にとって深刻ないじめ問題をからめたもの。小規模校のためほとんどが1人2役をこなし、いじめの傍観者だった中学生が布施氏の生き方を知って、困っている級友に声をかける姿を熱演した。 創作劇は、同中学3年の生徒が、1年の道徳の時間に布施氏のことを学んだのがきっかけ。 (共同)
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