三ツ矢憲生衆院議員が支部長を務める自民党県第5選挙区支部が、偽装問題で揺れる和菓子の老舗「赤福」(伊勢市宇治中之切町、濱田典保社長)から過去三年間にわたって計約百万円の政治献金を受けていたことが二十六日、分かった。三ツ矢衆院議員側は「現在確認中で、週明けにも対応したい」と話している。
県選挙管理委員会に提出されている政治団体の政治資金収支報告書によると、自民党県第5選挙区支部に対する「赤福」の企業献金は、三ツ矢氏が衆院議員に初当選した翌年の平成十六年分から始まった。同年分に三十万円、十七年分と十八年分には各三十六万円を献金したことになっている。
これに対し、三ツ矢衆院議員側は「現在、確認をしているところ。本人にも報告した。週明けには何らかの対応を早急に取りたい」との考えを示している。赤福の資金提供をめぐっては、伊勢市が計画を進める「フットボールヴィレッジ構想」で、総事業費の大部分を同社に負担してもらうことについて一部市議から異論が上がっている。
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