[2007年10月26日(金)の KCT TVニュースから]総社市臨時市議会 片岡伸市長が 所信表明(総社市)
総社市の臨時議会が開催され、片岡聡一新市長が就任挨拶しました。 市長選挙後、初の議会で登壇した片岡聡一新市長は、やや緊張した面持ちで市政推進への決意を述べました。臨時市議会では、「水道配水管設計業務の指名競争入札で 業者選定に竹内前市長の関与があった」という百条委員会の調査報告結果を賛成多数で承認しました。このあと、正副議長の改選が行われ、単記無記名投票により議長には、旧総社市から数えて4期目の中村吉男議員が選ばれました。また、副議長には、6期目の丹下茂議員が選出されました。中村議員は、初の議長就任で丹下議員は、2度目の副議長就任です。正副議長の任期は、申し合わせにより平成21年10月1日までの2年間です。 倉敷フォトミュラルあすから(倉敷市)
倉敷駅前商店街を大きな写真で彩る倉敷フォトミュラルが27日から始まるのを前に商店街では、準備作業が行われました。 この取り組みは、写真を飾ることで中心市街地に賑わいを生み出そうと4年前から始まりました。写真評論家の飯沢耕太郎さんを中心に倉敷市文化振興財団やくらしきTMO、岡山県立大学などでつくる実行委員会が主催しています。今年は、8月17日から15日間作品を全国から公募したところ214人から761点の作品が寄せられました。そのうち、最終審査を通過した57点が商店街のアーケードに吊り下げられます。今年のテーマは、風景の「景」。作品は、大きいもので横3.7m、縦2.9mほどの布にプリントされ、来月11月11日までの期間中、商店街に彩りを添えます。また、今年は、倉敷市の国際交流都市ニュージーランドのクライストチャーチ市からも作品が寄せられました。初日のあすは、飯沢耕太郎さんによる作品の講評会が倉敷市芸文館アイシアターで開催されます。また、県内の高校生による写真作品展も同時開催され、美観地区の三宅商店と天満屋倉敷店に力作が展示されます。 くらしき男女共同参画フォーラム(倉敷市)
くらしき男女共同参画フォーラムが倉敷市芸文館で開かれ、登山家の田部井淳子さんが講演しました。 田部井さんは、1975年に世界最高峰のエベレストに女性としては、初めての登頂に成功しました。それ以降もモンブランやキリマンジャロといった世界の名だたる山々を制覇しています。今回、田部井さんは、「エプロンはずして夢の山」と題して講演し、登山活動を支える夫・政伸さんを紹介する中で「自然体の夫婦像」の大切さを訴えました。田部井さん夫婦は、今年で結婚40年目。月に2回ほど夫婦で登山するというおしどり夫婦です。田部井さんが、世界の山に挑戦する際、家庭を預かるのが夫・政伸さんの役目。また、政伸さんが仕事で遅くなるときは、田部井さんが家事を担当します。田部井さんは、「男女共同参画といっても肩肘張って考えるのではなく、お互いができることを自然体でやるのがベスト」と男女が協力することの大切さを呼びかけました。田部井さんは、現在68歳で、これまでに53の国の一番高い山に登ってきました。これからも世界中の山に挑戦していきたいと話していました。 総社署 防犯功労者を表彰(総社市)
総社警察署管内で地域の防犯活動に献身的にあたった防犯功労者に感謝状が贈られました。 表彰式では、総社署の日田吉章署長から個人3人と1団体に感謝状と記念品が手渡されました。総社署少年警察協助員会会長の秋山功夫さんは、「神在っ子健やか育成会」の会員として地元学童の登下校の見守り活動に従事してきたことなどが認められ、中国管区警察局長などから表彰を受けました。また、岡山県警察本部長などから表彰を受けたのは、地域安全推進員溝手班班長の小川庸光さんと総社署少年警察協助員会副会長の前田貞夫さんです。このほか、女児へのつきまとい行為をした男の検挙に協力した西坂台山手自治会に総社署長から感謝状が贈られました。日田署長は「警察ができることは限られている。普段から地域で声かけや挨拶をすることが防犯につながる」として受賞者の活動に感謝していました。 チューリップの球根植え付け(玉野市)
観光客を色鮮やかな花で出迎えようと玉野渋川ライオンズクラブがチューリップの球根を植えました。 球根を植えたのは多くの観光客が訪れる深山公園の入り口、国道30号沿いおよそ100mの区間です。雨の降る中、玉野渋川ライオンズクラブのメンバー13人がスコップやクワを手に球根を植えていきました。今年用意された球根は、およそ4000個。去年の4倍です。去年植えた球根が3000個に増えたほか、新たに1000個追加しました。このチューリップの球根植えは2年前から実施しているものです。桜の季節、4月には赤・白・黄色など5色のかわいらしい花を咲かせ、桜とともに訪れた人の目を楽しませてくれます。玉野渋川ライオンズクラブでは今後、水やりや草取りなどをメンバーで交代してあたり、春を待ちます。 兜山窯 岡本さん父子が作品展(倉敷市)
高梁川西岸の酒津八幡山の麓にある兜山窯で作陶活動に励む岡本孝明さん・達弥さん父子による作品展が、日本郷土玩具館で開催されています。 釉薬による鮮やかな色味の茶碗や花器。貫入と呼ばれる表面の細かいひびが特徴のシンプルな猪口。作品の多彩さが酒津焼の窯元「兜山窯」の一番の特徴です。兜山窯は、昭和10年に作られました。現在は、兜山窯2代目の岡本孝明さんと長男・達弥さんが地元で採れる土で作陶活動に励んでいます。今回の作品展には、近作およそ100点が展示されました。中でも、3代目の達弥さんは、釉薬に含まれる銅が還元した時に現れる赤色にこだわった作品や、大型で前衛的な花器など酒津焼の伝統を守りながらも新しい陶芸のスタイルを打ち出しています。また、父親の孝明さんは丸い陶板を多く出品していて中には、銀箔を重ねて2度焼きしたという手間のかかった作品もあります。岡本孝明さんと達弥さん父子による酒津焼の作品展は、次の日曜日28日まで日本郷土玩具館ギャラリーで開催されています。 二代目三村陶伯作品展(倉敷市)
備前焼作家二代目・三村陶伯さんの作陶展が倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。 備前市伊部に窯を構える二代目・三村陶伯さんは、先代の二女で1996年から作陶活動を続けています。毎年、倉敷で個展を開いていて今回は、今年7月に窯出しした花器や食器など日常使いの器を中心におよそ200点を展示しています。会場には、松の割り木の灰が作品に降りかかって出来た「胡麻」模様や、独特の美しい紫蘇色など、先代の作風を受け継いだ器や花器のほかに、女性ならではの視点でデザインを工夫した作品が並んでいます。このほか、照明スタンドや来年の干支「ねずみ」の細工物も多く展示されています。二代目三村陶伯さんの作陶展は、来月4日・日曜日まで倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。 (最終更新 10/26-18:58) |