2007年10月26日 21時42分更新
去年、大分県内で妊娠中の女性を救急車で医療機関に搬送する際、1時間以上かかったケースがあったことが国の実態調査でわかりました。
この調査は、ことし8月、奈良県で救急車を呼んだ女性が医療機関に相次いで受け入れを拒否され死産した問題を受けて消防庁と厚生労働省が初めて行ったものです。公表された調査結果によりますと、大分県内では去年1年間に妊娠中の女性を救急車で搬送する際に、最初の照会の段階で受け入れ先の医療機関が決まったのは、全体の96.6%で、全国平均を4ポイントあまり、上回りました。
その一方で、医師や医療設備が不足しているなどとして医療機関から受け入れを断られたケースは去年は8件あり、そのうち2件は2か所から断られていました。
大分市では去年12月、熊本から観光に来ていて体調が悪くなった女性を搬送しようとした救急隊が2か所の病院から受け入れを断られ結局、病院に搬送するまで1時間14分もかかりました。
大分県では、「搬送に長時間かかったケースについては原因をきちんと検証して産科の救急体制の改善につなげていきたい」と話しています。