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中国のロケット残骸、民家直撃

 中国初の月探査に向けた周回衛星「嫦娥(じょうが)1号」が24日打ち上げられた際、衛星を搭載した「長征3号Aロケット」の残骸(ざんがい)の1つが中国貴州省に落下、民家を直撃していたと中国の華僑向け通信社、中国新聞社電が26日伝えた。一部民家が損壊したが、死傷者は出ていないという。

 落下地点は同省福泉市道坪の山中にある村落。ロケットの残骸が付近のトウモロコシ畑などにも複数落下した。中国新聞社電は「残骸の落下地点は当初の計画の範囲内。当局が適切な住民退避措置を講じていたため、負傷者は1人も出なかった」と強調している。

 残骸の落下について、香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは、当局が周辺約300平方キロに住む農民ら約20万人を避難させていたと伝えた。当局は被害を受けた農民に賠償金2万元(約30万円)を支払ったという。

 「嫦娥1号」は予定通り地球周回軌道に入り、打ち上げは成功した。

[2007年10月26日21時15分]

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