(cache) 博士の独り言創価「金大中」か

創価「金大中」か

主権侵害事件の闇
創価「金大中」か

日本に遺憾表明へ＝金大中事件で韓国
【ソウル26日時事】　韓国政府は26日、1973年に起きた金大中事件が、当時の中央情報部（KCIA）による組織的犯行であったと断定されたことを受け、日本政府に対し、当時の韓国政府の対応について「遺憾の意」を表明する方針を決めた。関係筋が明らかにした。　柳明桓駐日大使が同日午後にも、高村正彦外相に伝達する見通し。韓国の情報機関・国家情報院の過去事件真実究明委員会が２４日に公表した報告書でKCIAの組織的関与を認めたことを受け、韓国政府は対応を検討していた。時事通信10月26日付記事より参照めため引用／写真は同記事より
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日本を舞台にしたおぞましい事件

　ご存知の「金大中氏」の事件については、当時、ニュースで盛んに報じられていたことを幼心に記憶している。韓国の要人が日本に来て行方不明になり、韓国の同人の自宅前で発見されたという「あらすじ」は覚えている。だが、その後、年月を経て学生となった頃に、時折、「金大中氏事件」に関する報道や論評、推理などを目にするたびに、何故、日本でこのような事件が発生したのか。個人的に疑問を覚えるようになった。

　その頃の率直な印象を述べれば、勝手に日本を舞台にして事件を勃発させ、韓国政府が真相をブラックボックスに仕舞い込み、捜査に協力せずに、日本を振り回す。ひとつ間違えば、日本に汚名すら着せられかねない。そのように危惧したのであった。さらに20年を経た今もその感慨は変わらない。実に不可解で、且つ不愉快な主権侵害に違いない。おぞましい事件である。
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事件と「池田大作」の声明

　現在、ジャーナリスト氏らの協力を得つつ、捜索している資料がある。それは、「金大中氏事件」が勃発した当時、すかさず、当時の創価学会会長であった池田大作が韓国政府に呼びかけた「声明」が存在するという。金大中氏を擁護するかの内容であったという。筆者は、およそ当時から金大中氏と池田大作は関連性があったのではないかと注目。ツテにツテをたどって、当該資料を探していただいている。発見の時は小ブログから報告する。

　先ず、事件は1973年8月8日に起きた。来日中の韓国の金大日氏が、何者かの手によってホテルから拉致され、5日後、韓国の自宅前で発見された、という事件だ。当時の韓国は、朴正煕氏（大統領）の事実上の独裁政権の下。金大中氏は、戒厳令下の国内を避け、日本、アメリカを舞台に民主化運動を行っていた、とされている。金氏がいなくなった、と警視庁に連絡したのは、面会予定だった故・宇都宮徳馬と云われている。

　「事件」が明るみに出るまでは、金大中氏が日本に入国していることすら知る者はほとんどいなかった。金大中氏が日本側の「警備を断った」ためと理由付けがなされていたが、KCIAが日本の警察が共謀して誘拐したとの風聞も盛んに流れたそうだ。ただでさえ、何故、金氏の拉致を防げなかったのか、と警察は批判に晒されることになった。密入国に等しい人物をどうやって警備しろというのだ。これは筆者の伯父（当時・地裁検事）の怒りの声である。

　かくして、当時、警視庁は麹町署に「金大中氏逮捕監禁事件特別捜査本部」を設置。初動捜査に152人の捜査官を動員との記録がある。そして、現場から、韓国大使館・書記官の指紋を発見。警視庁は、韓国に帰国した同書記官に出頭を要請したが、韓国政府がこれを拒否。その非協力ぶりは、近年の世田谷一家殺害事件の捜査への同政府の態度を髣髴（ほうふつ）させる。

　一部の報道では、韓国政府ガ謝罪と報じられているが、「遺憾の意」の表明と謝罪とは大違いである。わが国の主権侵害をなしたこの事件を、いつものように“植民地時代”に日本は朝鮮の“主権を侵害した”。これ1つくらい何だ、という陳腐な論旨が徘徊している。だが、ご存知の通り、“植民地時代”などは存在せず、「日韓併合」のもと、朝鮮半島は「日本國朝鮮地方」であった。ゆえに、主権侵害は存在しなかったことを確認しておきたい。
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金大中氏の大統領選と創価学会

　金大中氏と池田大作の接点の中間には、少なくとも2人の人物が存在している。金大中氏とは付き合いが古い原田重雄と名乗る“日本人”資産家と、池田大作が信頼する藤井富雄氏（公明党都議）である。藤井氏は1963年の初当選であり、金大中氏事件の当時はすでに都議会公明党の中心的存在であったといわれる。この相関関係は、1997年の韓国大統領選挙の実態を指摘する他国の論説で鮮明になった。

　以前に、ジャーナリスト氏からもらった朝鮮日報社の月刊誌「月刊朝鮮」（2002年5月号）記事（邦訳済み）には、云く、『1997年の大統領選挙出馬を前に、金大中総裁が日本で秘密裏に公明党幹部と面会した。李姫鎬女史も同行していた。金総裁は、日本の公明党の影響下にある韓国創価学会から支持を得られるように依頼した。韓国創価学会の会員は、嶺南地方に数多く居住しているが、1997年の大統領選で、この地域から金大中候補が予想以上の票数を得た理由はこのためだ。この密談は、金大統領の古くからの長い知人である日本人・原田重雄氏が斡旋した』とある。

　この後段に、金大中氏が原田氏を通じて藤井富雄氏に、韓国創価学会員の票のとりまとめを盛んに依頼した様子が記されている。原田氏の証言として、云く、『金大中総裁から「何とか頼んでくれ」という連絡があった。大統領選の約一年前、金総裁が訪日。韓国への帰国を控えた早朝8時に面会した。原田マンション(原田氏の所有）の事務所で面会した。公明党の首脳（註・池田大作の代理としての藤井富雄氏）は、周囲の目に触れぬように、裏口から密かに入ってきた。私(原田）と金総裁夫妻が、公明党の首脳と会った』と。

　この後に、金氏が韓国創価学会の協力を要請した旨が書かれている。また、金大中氏の述懐として、創価学会の選挙協力がなければ、大統領繊維は勝てなかった（要旨）ことが記されている。同記事はあくまでも参考資料に過ぎないが、当時の事の推移と見事に符合している。

　一方、公明党は他国の大統領選に創価学会が深く関与した事実が露呈するようなことになれば「困る」ため、日本の一般会員に対しては、事の次第を一切秘密にしていたのである。金大中氏への協力の見返りは、韓国創価学会へのあくなき擁護であった。果たして、「金大中大統領」誕生以降、一時的にではあるが、他国では衰亡の一途をたどる創価学会が、韓国では爆発的な勢力伸張を見せたのである。
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【筆者記】

　この金大中氏と池田大作の協力関係については、国会喚問を実現時に追求すべき「おぞましき関係」に違いない。日本の将来のために、このような集団があってはならない。

　なお、帰途の夜道で後ろから体当たりされた。傘が飛び、思わず前のめりに大の字になったが、全身が汚れ、左ひざがすり切れたのみで怪我はなかった。異様に大きな体格であったことを背中の感触で覚えている。一瞬、何が起こったのか判らなかった。転び、立ち上がった時には左後ろにつながる路地へ端って入り込む複数の人影をみたが、雨模様であり、また、暗がりのため残像は鮮明ではない。通りがかりの愉快犯かストーカーであろう。そのため、夕刻の短稿報告が遅くなった。
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