任天堂の岩田聡社長は26日の経営方針説明会で、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の国内販売台数が、発売(04年12月)から2年10カ月で累計2000万台を超えたと発表した。同社の携帯ゲーム機で2000万台を突破したのは、「ゲームボーイ」シリーズ(89年4月発売、3247万台)に次ぎ、2機種目。
DSは、上下2画面の新しいアイデアと、タッチペンで画面に触れるとさまざまな操作ができる手軽さが受け、世界中で幅広い年齢層の人気を集めている。9月末までの世界累計販売台数は、5364万台に達し、好業績をけん引。ただし、国内では停滞気味で、7~9月期の販売台数は160万台と、4~6月期より48万台減った。
岩田社長は「業界では2000万台が壁だと言われているが、ゲーム以外の使い方も提案し、1人1台の普及を目指したい」と、販売てこ入れに意欲を示した。
さらに、岩田社長は、据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」を来年、中国と韓国で発売する方針を明らかにした。【前川雅俊】
毎日新聞 2007年10月26日 20時25分
10月26日 | ニンテンドーDS:国内販売2000万台突破 |