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不安要素を抱えて復帰戦に臨む秋山成勲 [写真を拡大]
【ソウル25日】HERO’Sソウル大会(28日、韓国・ソウル、ジャンチュン体育館)の会見が25日、当地で行われ、昨年大みそかの保湿クリーム塗布事件による無期限出場停止処分から約10か月ぶりに復帰する秋山成勲(32)=フリー=が、左足痛などの不安要素を抱えていることを明かした。強豪、デニス・カーン(30)=カナダ=戦は苦戦が必至だ。
秋山は、会見場に左足を引きずって現れた。23日に痛めたそうで「筋肉痛です。試合に支障は? ないと思うんですけど。状態は良くなってます」と話した。1人で歩くなど軽傷の様子だが、試合に万全の状態で臨めるかは微妙だ。
不安材料はまだある。10か月実戦を離れた試合勘だ。処分中も練習は続け、大みそかの桜庭和志(38)戦前と比べ肉体的には変わらないが「あの時は、試合間隔が開いてなくて、スイッチの入り方が速かった。試合をやってなかったこともあって、多少のズレがあるのは間違いない」と本人も認めている。
試合直前の心境も今までと違ったものになる。「緊張するか、ボーっとするか、紙一重だと思う。怖いところです」。出場停止に加え、批判の声にさらされてきた。昨年、ライトヘビー級トーナメントを制した強豪にも、マイナス面ばかりが目につく。
カーンは、PRIDEウエルター級GP王者の強豪。秋山は「勝てる確率は40%。打撃も寝技も、平均点の高い、強い選手だと思う」と自身の劣勢を予想した。みそぎマッチで玉砕するのか、真の実力を発揮するのか。いばらの道を進むしかない。
(2007年10月26日06時01分 スポーツ報知)