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山口・光の母子殺害:被告が弁護人解任 高裁審理に影響も

 山口県光市で99年、母子を殺害したとして殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われている当時18歳の元少年(26)の弁護団(22人)のうち、今枝仁弁護士(広島弁護士会所属)が17日、弁護人を解任されたことが分かった。現在は広島高裁で差し戻し審が行われており、18日に検察側が最終弁論をする予定。大詰めの審理への影響も予想される。

 今枝弁護士は自身のブログで、法医鑑定を中心にした弁護方針に不満を表明。強姦の計画性がなかったことや、更生の可能性などに重点を置いた主張をするべきだとして意見が対立したことを記していた。15日のブログで弁護人辞任を明らかにしたが、元少年が「辞めないでほしい」と言ったことからいったん留保。しかし、16日に一転して解任する書類を元少年が書き、弁護団から写しが届けられたという。

 今枝弁護士は、橋下徹弁護士がテレビで呼びかけた懲戒請求で仕事に支障が生じたとして、損害賠償請求訴訟を起こした原告の一人。【大沢瑞季】

毎日新聞 2007年10月18日 西部朝刊

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