厚生労働省が製薬会社からの報告で血液製剤「フィブリノゲン」によるC型肝炎感染者の個人情報を把握していた問題で、舛添要一厚労相は24日の衆院厚労委員会で、イニシャルが分かっていた116人のうち8人の氏名が新たに特定できたことを明らかにした。患者氏名を記した医療機関作成の別の資料があり、投与日などを照合して確認したという。大村秀章議員(自民)の質問に答えた。
厚労省がフィブリノゲンを製造した三菱ウェルファーマから02年に受けた報告には418人分の症例一覧があり、同省は22日に2人の実名と116人のイニシャルが確認できたと発表していた。これとは別に、三菱側は名前は発表していないものの197人の実名を把握していると公表している。【清水健二】
毎日新聞 2007年10月24日 12時51分 (最終更新時間 10月24日 14時56分)