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民主、参院も守屋前次官ら3人の証人喚問要求

2007年10月25日13時06分

 民主党は25日の参院外交防衛委員会で、軍需専門商社「山田洋行」の元専務とゴルフを繰り返していた守屋武昌・前防衛事務次官と元専務、同社創業者の計3人の証人喚問を要求した。守屋氏については、29日の衆院テロ対策特別委員会で証人喚問することが決まっているが、同党は「年数十回のゴルフ接待の実態を明らかにすべきだ」(犬塚直史氏)と参院での喚問も求めた。今後、参院外交防衛委の理事会で扱いを協議する。

 この日の委員会では、航空自衛隊の次期輸送機CXのエンジン調達をめぐり、守屋氏が「随意契約すればいいじゃないか」と部下に話し、同社に便宜供与を図ろうとした疑いが持たれていることも取り上げられた。石破防衛相は「(エンジン調達は)手続き途上で、契約相手は決定していない。個々の前次官の言動は掌握していないが、少なくとも(守屋氏の)言動で調達結果に影響が生じたものではない」と述べた。

 CXエンジンの調達をめぐっては、04、05両年度に当時の防衛庁が山田洋行と随意契約を結び、エンジン計5基(約30億円)を購入。今年度発注分の1基(約6億円)については、今年8月の一般競争入札が不調に終わった。ただ、守屋氏は、元専務が設立した軍需商社「日本ミライズ」と随意契約する意向だったとされる。

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