亀田興毅謝罪会見の気持ち悪さ
10月26日(金)雨。昨日の日記を推敲して更新しようと準備をしていて、ふとテレビを見た。亀田興毅選手の謝罪記者会見が中継で行われている。背広にネクタイ姿。それほど社会性のない、まだ20歳の青年の気持ちがそこに現れていた。執拗に厳しい質問を繰り返すリポーターに、亀田選手は眼を赤くして精一杯答えようとしていた。ところが「いじめ」のごとく、質問者たちは亀田をネチネチと追いつめていく。スタジオにいるコメンテーターたちの顔が画面に小さく映される。追いつめられる20歳の青年を見て笑顔のコメンテーターもいる。私は不愉快になりテレビを切った。亀田史郎氏のボクシングは破綻した。それは当然だろう。しかし「絶対の正義」の気持ち悪さ。20歳のボクサーを攻撃するというよりも、能力ある若者を破滅に追いやろうとしているとしか見えないからだ。中島みゆきの「Nobody Is Right」の歌詞が心に浮かんできた。「その正しさは気分がいいか/正しさの勝利が気分いいんじゃないのか」。私は記者会見場に行って、いまそこに立ちすくむしかない亀田興毅を擁護してやりたくなった。
あえてテレビ映像を視聴せずにコメントします。
私の感覚では、なんの議論も経ずしてプロのライセンスを失効させられても仕方のないことを亀田というプロ選手は行なったのではありませんでしたか?
それを何故リングの外でマスコミの記者達と、愚にも付かないパフォーマンスを披露しなければならないのですか?
正義? あえて正義という言葉をここで使用するとするならば、テレビ映像には映らないところで"オレが正義なのさ"とうそぶく、『視聴率』という「もののけ」の気配を薄ら寒いきもちで感じます…といった程度ですね。
俗悪な番組は『視聴率』を錦の御旗として製作されています。 その制作費は企業の広告費が姿を変えたものです。 したがって、俗悪な番組を批判し排除したければ企業の商品に対して不買運動をおこすべきなのです。 まあ、良識ある人々は俗悪な番組など観ないのかもしれません。 でも、見ない、或いは見えないからといって、そこに問題が存在しないわけではないことを認識すべきです。 目をそむけたい"不都合な真実"というのは、結局は自分にツケがまわってくるものだとういう観点からも。
まあ、不買運動とまではいかずとも、テレビ番組に対するクレームはTV局に対して行なうよりもそのTV番組の番組スポンサーに対して行なうべきですね。
話が飛躍したようですが、醜悪なパフォーマンスが放送されるのも、結局は『視聴率』のためでしょう…ということです。
別の新たなティー・バッグがあれば、出涸らしのティー・バッグなど見向きもされないのに・・・・・・・。
一般の社会では、頭をさげて謝罪すれば元通りに許してもらえる事など稀です。
世間の青少年に誤解を与える展開にならなければよいなと思います。
ただ、ルール違反の重大さと、謝罪することの大切さだけ理解してもらえればよいなと思います。
投稿 一般人 | 2007/10/26 15:39
初めてコメントさせていただきます。いつも拝見させていただいております。
有田さんのおっしゃるとおり、とても気持ちの悪い「絶対の正義」があった会見だったと思います。そしてあの中に日本のいじめ問題の縮図があったようにも思います。
もう少し質問する側もお互い話し合ったりしないのでしょうか。あれではあまりに頭が悪すぎる質問だらけで胸くそ悪くて見る気がうせますね。
作る方も作る方ですが見る方も見る方なんでしょうね。見る方ももう少し考えないといけないなとも思いました。
投稿 Tack | 2007/10/26 13:52
そうでしょうか?
彼は自分とその家族の犯した罪に対して相応の罰を受けた、それだけだと思います。
謝罪とペナルティ。何の問題があるのでしょうか。
ただあの会見には正直、期待を裏切られました。
彼が更なる醜態をさらして本格的に公共の電波から消えてなくなってくれる事をこそ期待していたのですが(笑)、今回の会見は極めて真摯で常識的な謝罪であり、ああこられては許さざるを得ないでしょうね。
ですがあれを「いじめ」だの「公開裁判(何処かのコメンテーターが言っていました)」だのと言うのはまたどうか思います。
とくにあなたやあなたのように公共の場で彼のこれまでの素行について発言できるような立場にあり、なおかつ批判してこなかったような方々に言われたくありませんね。
亀田長男については、まぁこれから一からやり直せばいいんじゃないですか。
さて、次はTBSやその他マスメディアですね。
彼の「行き過ぎた発言や不遜な態度」を「亀田節」だのと、もてはやしてきた罪に対する罰を受けてもらいたいものです。
ついでに朝青龍と相撲協会もあの程度の謝罪なり釈明なりペナルティを科すなりできないものですかね。
投稿 TTT | 2007/10/26 13:36
有田さんのおっしゃるとおり、
沢尻エリカのときもそう感じた人は多いはず。
日本のマスコミ気持ち悪すぎる。
是非テレビでそれを言ってください。
投稿 owa | 2007/10/26 12:23
私はこの会見は興毅君にとってとても良かったと思いました。
これまで敬語ひとつ話すことをしなかった彼が一体どんな謝罪会見をするんだろうという好奇心で見ていましたが、彼に対する印象は随分変わりました。
たしかにネチネチと何度も同じ事を訊く記者もいましたが、そういう質問に切れる事も無く、精一杯自分が使えるであろう丁寧な言葉を選んで会見に臨んでいる興毅君は「イメージが地に落ちた亀田家」全てを背負って頑張っていました。
イメージアップ効果は満点だったのではないでしょうか。
その為にもあのネチネチ質問は必要だったのだと思います。これで一連のバッシング騒動も沈静化する事でしょう。
この謝罪会見を演出して仕切った金平会長という人、個人的にキライですが、でも流石ですね。
投稿 mako | 2007/10/26 12:19
興毅はえらかった。ワシが思っていた通りの息子だった。息子にとってたとえどんな親父であろうと罵倒されるのは辛い。それをこらえた。語彙の少ない興毅をそじょうに上げなぶるような質問にも真摯に答えた。涙が出てくる。むしろ質問者の醜さだけが露呈した。二十歳の子に、ボクシングだけに生きて来た彼らにあれ以上何を望むのだろうか。頑張って欲しい。亀田三兄弟。
投稿 kyotan ご隠居 | 2007/10/26 12:16
単なる処世術を見せられた感じ、芝居!!
金平会長も亀田興毅も処世術ですね。
本質は 金と放映権の権利の獲得にあるのではないか?
人類の歴史は 処世術の歴史と言うのが私の持論ですが、
その前に「人心権」と言う言葉が存在していれば、
あのボクシング試合がいくら野蛮なプロスポーツでも
きっと あの度を越したパホーマンスもなかった事でしょう。
同じジムの先輩である・・
具志堅元世界チャンピオンの警鐘の意味は 目先の処世術で心がいっぱいの両者と眼力を持たないマスコミや一般人でさえ理解していなかったようです。
これから始まる 金と権利の世界ではないのか?
まだまだ収束はしないかもしれません。
投稿 桜の花 | 2007/10/26 11:59