平成19年11月1日 「新潟市救急ステーション」開設!!

開設日    平成19年11月1日(木)正午

■場 所    新潟市中央区鐘木463番地7 (新・新潟市民病院敷地内,救急外来に隣接)

構造等   鉄筋コンクリート造2階建

■建築面積  275u

■延べ面積  407u

■市民見学会のお知らせ
 新潟市消防局では,市民の方々から新潟市救急ステーションを
よく知ってもらうために下記のとおり市民見学会を実施いたします。
是非,会場にお越しください

■日時 平成19年11月3日(土)・4日(日)
      午前10時から午後4時

見学を希望する方は,当日直接会場へお越しください。
(申し込み不要)

 

 新潟市消防局では,医師が同乗する救急車を現場へ出場させることにより,更なる病院前救護の質を高め,傷病者の救命率の向上及び予後改善に資することを目的として,医師と共に救急現場活動をする「高度救急隊」を発足するとともに,メディカルコントロール体制下での救急救命士の生涯研修の拠点として,また,市民生活の安心・安全の拠り所,情報発信の場所として,「新潟市救急ステーション」を開設します。

■主な業務内容
 1 高度救急隊の運用
 2 救急隊員の教育,研修
 3 応急手当の普及啓発
 4 感染症患者の移送
 5 その他

平成19年10月10日撮影

   新潟市救急ステーションの3本の柱

■1本目の柱−病院前救護活動の質の向上を目指す拠点として−

 医師による速やかな救命処置が,傷病者の救命や予後改善に寄与することが期待される疾病や病態が伴う救急要請に対し,医師が同乗する救急車を現場へ出場させることにより,更なる病院前救護の質を高めることを目的として,医師と共に救急現場活動をする
「高度救急隊」を常駐させ,市民生活の安全と安心を守る拠点とします。


 ※「高度救急隊」とは・・
  新潟市消防局の救急隊(救急救命士2名,一般救急隊員1名)と市民病院の医師(1名)が共に 活動し,救急現場において高度な医療処置が可能な救急隊です。


2本目の柱 −救急救命士の生涯研修の場として−

 救急救命士は,日々進歩する最新の医学的な考え方や技術を常に備えておく必要があります。そのため,2年間で128時間の病院研修が義務付けられています。また,救急現場での医師による指示や助言・指導がスムーズに行われるため,医師との信頼関係を築く必要もあります。
新潟市救急ステーションは,救急活動の質の管理や救急救命士を含む救急隊員の生涯に渡る研修の拠点として重要な役割を担っています。

■3本目の柱−応急手当普及啓発活動の拠点として−


 心肺停止の傷病者の救命率の向上や予後改善を図るには,医師や救急隊員の質の向上のみでは,目的を効果的に果たすことができません。
 例えば心肺停止の傷病者に対して救急隊が到着するまでに市民の方々から必要な応急手当をしていただくことで,市民,救急隊,医療機関のそれぞれがうまく「救命の輪」が繋ながり,より高い救命の効果が期待されます。
 
今後,新潟市消防局では,新潟市救急ステーションの開設にあわせ,応急手当の重要性の啓発や応急手当講習会の開催,応急手当指導員・普及員の養成,派遣など応急手当の普及啓発活動の拠点として効果的な運用を図って行きます。

新潟市消防局は,救命率を向上させ,更なる市民生活の安心・安全の確保に努めます!


■新潟市救急ステーション
     ○通常の消防出張所                      ○救急ステーション俯瞰

消防車,救急車などいろいろな車両が配備されています。 救急活動の拠点 救急車のみが配備されます
通常の救急出動 救急隊員が乗車    ・通常の救急出動の他に
    ドクターカー(救急隊員と医師が乗車)
    が出動します。



■新潟市救急ステーションの建設風景 (6月15日撮影)


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